3月は新生活や暮らしの見直しが増える季節。電気代が落ち着く今こそ、次のピークに向けて「やりがちな節約の勘違い」を見直すチャンスです。そこで今回は、効果につながりにくい「電気代の節約術」と、正しい方法について、家電王こと東京電力エナジーパートナーお客さま営業部の中村剛さんに伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)エアコン:「除湿」と「冷房」節約につながるのはどっち?
設定温度や風量設定を頻繁に変更するのは、やはり効率的ではありません。
「エアコンはセンサーで室温などを検知し、人間の感覚よりも細かく運転を調整できるので、基本的には自動運転するのがもっともいい使い方です」(中村さん、以下同)
ただし、「ちょっと暑いな」と感じたときに風量を強くするといった一時的な調整は効果的だそう。
●「除湿の方が電気代を抑えられる」は本当?
さらに、「除湿をつけた方が電気代は抑えられる」というのも、誤解になりやすい節約術のひとつ。
「機種や方式によって消費電力量は変わります。ドライ(除湿)の中には、空気を冷やして除湿したあと、再び室温に戻すために温める『再熱除湿』もあり、その場合はエネルギーが余計にかかることも。メーカーによって弱冷房を『除湿』と呼ぶ場合もありますが、一般的には迷ったら冷房(自動)を選ぶのが無難です」
ベランダや庭をキレイに見せるために、エアコン室外機の周りを囲ってしまうのもNG。
「エアコンは屋外の熱を効率よく取り込んだり放出したりする『ヒートポンプ』方式です。室外機の周囲を遮蔽(しゃへい)すると風とおしが悪くなり、ショートサーキット(排熱が再び吸い込まれる現象)が起きて効率が大幅に低下してしまいます」

