すっきりして心地よい暮らしを実現したくても、家の広さや間取りは変えられないし、収納の仕組みを変えるのも面倒…。家がきれいな人には共通点があるようです。取り入れるだけで今日から家があか抜けする方法を、ウェブショップ&アトリエ「acutti(アクッティ)」主宰の圷(あくつ)みほさんに聞きました。

圷さんのキッチン。カゴやザルが並び、ナチュラルな雰囲気
圷さんのキッチン。カゴやザルが並び、ナチュラルな雰囲気
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家族の好きが集まった、心地いい居場所をつくる方法2つ

大切な器にキャンプ道具…。圷みほさんの住まいには家族の“好き”がつまっています。それなのに整って見えるのはなぜ?

「この家には、好きなものしか入れないと決めているんです。もちろん、家族の“好き”も大切に。そのうえで『見せる』と『しまう』に自分なりのルールがあるから、ごちゃごちゃして見えないのかもしれません」

加えてほっとする空気感を生んでいるのが、こんな大らかさ。

「子どものオモチャが散らかっていても、全部しまわなくてもいいかなと思うんです。だってこれも、子育て中の今しか見られない景色ですから」

あか抜けテク1:自分が好きなものを知っている

棚に置かれたお気に入りの食器

家に置くものは心が動いたものだけと決めている圷さん。どんなものも「自分が好きかどうか」を基準に選ぶといいます。

「とくに心引かれるのは作家さんの器。どんな人がつくっているのかも、私にとっては重要で。つくり手の方の思いに共感して、『使ってみたいな』と選ぶことが多いんです」

娘さんが選んだという白い家型のテント

「リビングに設置したテントは、娘が分で探してきたものなんですよ」

また、趣味のキャンプ道具は家でも使用可能な“兼用できるもの”を選び、必要以上にものが増えることを防いでいます。