4:使うところを見極める
すべての画像を見る(全6枚)節約を意識しすぎて、全部をけずろうとしていた時期がありました。がんばってがまんを重ねても、結局ストレスがたまってリバウンド。「もういいや」と一気に使ってしまう…そんなくり返しでした。
そこで始めたのが、「使うところ」と「けずるところ」を決めること。家族旅行や子どもとの体験にはお金を惜しまず使う一方で、惰性で払っていたサブスクや使っていない保険は見直しました。「なんとなくの外食」や「とりあえず買いたすこと」もやめて、本当に必要なものだけを選ぶように。
限られたお金をどう使うかは、その人の価値観そのもの。“我慢”よりも“選択”を意識することで、満足度の高いお金の使い方ができるようになりました。無理のないメリハリこそ、節約を続けるいちばんのコツです。
5:好きなことは使っていい
「好きなことにお金を使う」と言っても、最初は自分が本当に好きなことがなにか分かりませんでした。以前の私は「あれも必要、これも欲しい」と思い込み、1人で出かけたときに外食や買い物をしてしまうことも。
でも暮らしを整えていくうちに気づきました。私が好きなのは、1人でおいしいランチを味わう時間よりも、家族や友人と囲む食卓の方だということに。
それからは、ショッピングモールでの「なんとなくする買い物」を減らし、その分を家族で過ごす時間や経験に使うようになりました。本当に好きなことを見極めると、お金の使い方にも迷いがなくなり、満足度がぐっと上がります。「好き」に使うお金こそが、暮らしを豊かにしてくれると実感しています。
日々の暮らしで「これは私にとって心地いい?」と問いかけながら選ぶことで、暮らしも家計も自然と整っていきました。今回ご紹介したもの選びやお金の使い方に対する考え方が、参考になればうれしいです。

