もともと浪費家でしたが、夫のリストラで月収が大幅に下がったことをきっかけに家計を見直し、3年間で資産が1000万円に。現在は夫の手取り月36万円をメインに、2人の子どもと4人で暮らしながら年間200万円貯めているというつっつさん。ものを減らし、暮らしを整えたことで自然と支出が減り、貯金が増えていったといいます。ここでは、そんなつっつさんが実践してきた、無理なく節約が続く「5つの考え方」について語ります。
すべての画像を見る(全6枚)1:流行にとらわれない
以前の私は「新作」や「限定」という言葉に弱く、SNSで見かけたものをすぐに購入していました。でも流行を追いかける暮らしは、終わりのない出費のくり返し。流行が変われば、また新しいものが欲しくなってしまいます。
そこで意識を変え、「自分の好き」と「似合う」を基準に選ぶようにしました。たとえば、つい集めたくなってしまうハンカチも、数を決めて3枚以上は増やさないようにしています。
流行に左右されないと、長く愛用できるものが増え、結果的に買い替えのムダが減ります。
2:ものをもちすぎない
ものが多いと、収納用品を買いたしたり、片付けや掃除に時間がかかったりと、見えないコストが増えていきます。
私は一度、家の中のものをすべて出して、「今使っているか」を基準に仕分けしました。すると、使っていないものが驚くほど多く、手放したあとは心がスッキリ。部屋も広くなり、自然と「もう買わなくていい」という気持ちに変わりました。
もちすぎないことで、管理にかかるお金や時間も減り、暮らし全体がシンプルに整います。収納に余裕があると、ストック管理もしやすいです。
3:こだわる軸を決める
節約を続けるには、「がまん」よりも「こだわりをもつこと」が大切だと実感しています。そこで私は「心地よさ」「長く使える」「管理がラク」の3つを軸に、ものを選びます。
たとえば、洗剤などの日用品は銘柄にこだわらず、特売品を選びます。毎日使うものはコスパを重視し、無理なく続けられることを優先しています。一方で、洋服はセールを待たず、シーズンの初めに定価でも「本当に欲しい」と思えるものを選びます。お気に入りを大切に長く着る方が、結果的に買い替えのムダが減るからです。
すべてを節約するのではなく、「こだわるところ」と「こだわらないところ」を自分のなかで決めておく。このバランスがあることで、お金の使い方に一貫性が生まれ、暮らしにも心にも余裕ができていきます。



