家づくりで悩む人も多いのが「トイレの広さ」。整理収納アドバイザーのKEACONさんは「ある工夫」をすることで、広さ1畳のトイレに手洗い器をおけて、収納もしっかりとれる快適な空間にしたそう。2018年に収納や動線にこだわって自宅を建てたKEACONさんが、限られたスペースを有効活用するアイデアを紹介します。

トイレ
広さ1畳で手洗いも収納もかなえた自宅トイレ
すべての画像を見る(全6枚)

工夫1:「ドアの位置」にこだわって空間を有効活用

トイレ
子どもが小さいうちは「トイレ補助がしやすい」というメリットも

1つ目の工夫は、トイレのドアを便器の正面ではなく、側面につけること。

一般的なトイレは、ドアをあけたら正面に便器が設置されていますよね。このレイアウトだと、手洗い器や収納を設置できるのはトイレ両側面の壁に限られてしまい、奥行きの浅い手洗い器や収納しか置くことができません。

でも、ドアを側面にもってくることで、便器の正面にある壁を丸ごと有効活用できるようになります。

工夫2:奥行きのある手洗い台と鏡で広々空間に

トイレの収納キャビネット
わが家の収納キャビネット。カウンターの奥行きは280mm

便器の正面には、奥行きのある手洗い器と収納キャビネット、鏡を設置しました。奥行きが確保できたおかげで、手を洗ったときに水が床に垂れることも少なく、手を洗ってからトイレを出られるのが便利です。

トイレの手洗い場
タイルをはって落ち着いた雰囲気に

来客の身だしなみチェック用にと設置した鏡には、空間を広く見せる効果もあります。