家族が集まるリビング。みんなで過ごす時間が長い分、気づくとものがあふれてしまい、どうにもくつろげない空間になってしまうことも。整理収納アドバイザーで、二世帯住宅で夫と小学生2人と暮らす ESSEフレンズエディターの森川とろろさんも、片付かないリビングに悩んでいたそう。しかし、ある工夫を試してみたところ、「驚くほど落ち着ける空間に変わった」といいます。今回は、今すぐ取り入れられる「過ごしやすいリビングにするコツ」について森川さんが語ります。

リビング
「3つの工夫」でリビングが心安らぐ空間に変貌
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大型家具が多く居心地が悪かったリビングダイニング

リビング
【Before】テーブルやソファの元々の配置。通路が狭く、動きづらいのが悩みでした…

ESSEフレンズエディター三期生として活動することになった森川とろろと申します。どうぞよろしくお願いします!

筆者が暮らしているのは二世帯住宅で、私たち家族の共有スペースは合わせて15畳ほど。そこそこ広そうですが、実際はソファにダイニングテーブル、作業用のデスクまで置いているので、4人で過ごすには少し手狭です。

廊下のない2階にあるリビングで限られたスペースだからこそ、ちょっとした家具の配置に暮らし心地が左右され、使いづらさを感じていました。

工夫1:家具の配置を変えて動線をスムーズに

リビング
【After】狭くても、家具配置を変えることで、ゆったり空間ができました

ある日、思いきってソファとテーブルを少し動かしてみたら…あら不思議! 視界が広がって部屋がすっきり見える上に、子どもたちが走ってもぶつかりにくくなりました。

毎日の動線もラクになり、ちょっとした工夫が快適さにつながることを実感しています。

工夫2:使用頻度の高いものだけを置くスペースをつくる

カウンター下に設置したワゴン
動線がいいカウンター下にワゴンを配置。よく使う文房具やカトラリーが使いやすい!

リビングは家族みんなが使う場所だからこそ、気を抜くとものであふれがち。そこで思いきって置くものを“使用頻度が高いものだけ”にしぼりました。

ランドセルラック
ランドセルラックに宿題のちょい置きスペースをつくると、わかりやすくてラクちん!

さらに、子どもの宿題プリントやオモチャなど、片付けにくいアイテムは“ちょい置き専用コーナー”をつくって一時避難。出しっぱなしでも散らかって見えず、来客時もあわてません。

デスクスペース
作業用のデスクスペースに、個人の好きなものをディスプレイしてメリハリをつけています

加えて、それぞれにデスクや収納を用意して「ここは個人のもの、ここはみんなのもの」とわけたら、リビングの見た目も気持ちもぐっとすっきりしました。