YouTubeやインスタグラムで発信するインテリアや暮らしの工夫が人気を集めるnamytoneさん(40歳)。今年、16年勤めた消防士を辞め、フリーランスに転身したことを機に引っ越し、新たな生活を始めました。「気づけばひとり暮らし歴も16年」というnamytoneさんに、日々を心地よく過ごすための住まいの工夫について伺いました。
すべての画像を見る(全3枚)将来のことは考えすぎず、今の暮らしを楽しむ
模様替えをすると気分が晴れますよね。実家住まいの頃から「また替えたの?」と家族に言われるほど、模様替えが好きで頻繁にものの配置を変えてリフレッシュしているのですが、そういった自分自身の傾向から「着地点」にこだわるのをやめてみることにしました。飽きずにずっと使えるといった合理的な視点だけでものを選んだり、部屋づくりを行うのではなく、変えながら楽しめばいいのかな、と。たとえば、照明とソファは「今限定のもの」と割りきって、楽しんでいます。
なぜ「今限定」なのかというと、将来、不便になるだろうなと思うから。今は、ゆったりと落ち着ける間接照明の明かりが気に入っていますが、これから老眼が進んでくると、この明るさではストレスを抱えてしまうでしょう。
低めのソファも今はまだ問題ないけれど、いつかは立ったり座ったりがしんどくなるかもしれない。でも、今はこれが好き。だったらそのときが来たらチェンジすればいいかって。だって、これまでもそのときどきの好きなものに気分を高めてもらったのだから。気負わず、今の自分に合った部屋づくりを楽しめばいいのですよね。
リビングには高い家具がないので圧迫感がなく、空間に広がりを感じられるところが気に入っています。植物はたくさんは飾らず、シンプルに。水を替えやすいよう、あえてリビングとキッチンの通り道に。
自分の限界を超えない、収納のルール
「なにがどこにあるのかを、ある程度把握できている」というのを、「ものをもつこと」と「管理すること」の基準にしています。
たとえばクローゼットは、基本的には、シーズンものは引っかけ収納、シーズンオフのものを下段の引き出しとキャリーケースの中に収納するルールに。
手の届きにくい上段には頻繁に出し入れすることのない思い出の品をバンカーズボックスに入れてしまっていますが、見えない場所をきれいに保つのが苦手なので、ボックスや引き出しなどは2つか3つまでにして、自分の限界を超えないよう心がけています。


