小さなものとのつき合い方にも変化が

化粧品の試供品
すべての画像を見る(全4枚)

このように”ちょうどいい”を意識するようになってからは、化粧品のサンプルなど「小さなもの」とのつき合い方も変わりました。

以前の私は「旅行用にとっておこう」「急な来客のときに使えるかも…」。そんなふうに考えて化粧品のサンプルをしまいこんでいたかと思えば、ためこみすぎて処分に困り「もう、増やさない」ともらうこと自体を避けていた時期もありました。

試供品

でも今は、興味があれば素直にもらい、すぐに使うようになりました。お風呂場や洗面台の目につくところに置いたり、あらかじめ化粧ポーチに入れておいたりして、次のスキンケアやメイクのタイミングで試しているのです。そうすることで、ものをためこまず、今の自分に寄り添う使い方ができるようになりました。

これらの気持ちの変化や小さな工夫は、ものをためこまないことにつながるだけでなく、今の暮らしにちょっとした肯定感が生まれるきっかけにもなっています。

自分にとっての“ちょうどいい”を探す楽しみ

減らすことから始まった私の片付けは、今では自分にとってのちょうどいい量や質を見つけるための選択へと変化してきました。

もし、皆さんのお宅にもしまいこんだままのものがあるなら、ぜひ“今日の自分”に使ってみてください。小さな選択をくりかえすうちに自分の適量がどのくらいかわかるタイミングが、どなたにもきっとあります。そのタイミングをうまく使いながら、もののもち方を見直し、今とちょっと先の自分を身軽にしてあげてほしいです。

50代はやめどき、捨てどき、楽しみどき表紙

50代はやめどき、捨てどき、楽しみどき

Amazonで見る