「片付けたいけど、どこから手をつけていいかわからない」。だれもが一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。ミニマリストのNozomiさんは「片付けをする理由を明確にするといい」と言います。これからすっきり暮らしを実現したい人は知っておきたい「片付けにまつわる考え方」をNozomiさんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)目標と期間を決めて、片付けの軸をもつ
「片付けたいけれど、どこから手をつけていいかわからない」というお悩みをよくいただきます。そんなときはまず、「なぜ片付けたいのか」を自分に問いかけてみてください。
「子どもに『片付けて』って怒らない生活がしたい」「すっきりした部屋でゆっくりお茶を飲む時間が欲しい」など、理由が明確になるとゴールが見えやすくなります。そして、片付けに費やす時間を考え、そこから片付け期間を決められたらベスト。
たとえば
・毎週土日6時間使って、1か月集中的に家全体を片付ける
・平日毎日1時間使って、2週間でキッチンを片付ける
など、具体的に片付ける時間と期間、場所を考えます。もし目標どおりに行かなかったとしたらまた現実的なものに修正し、やり直せば問題ありません。
ものを減らすことから始める
片付けを進めるうえで、実際にものを手放す過程が最も大切だと思っています。もし目標を立てられなかったとしても、まずは手を動かして片付け始めることが重要です。
片付けというと「収納術」と考えがちですが、その土台は「もたないこと」にあります。
私はとくに、押し入れやクローゼットなどのバックヤードから始めることをおすすめしています。普段使っていないものが多く入っているため、片付け初期でも不要かどうかを判断しやすいからです。
さらに、大きめの収納から手をつけることで、リビングなど表に出ているものをスムーズにそこへ収められるようになります。最初に収納の余白をつくっておくと、片付けがぐんと進めやすくなります。