日用品のストックや収納ケースなど、「なくなったら困る」と思ってためこんでいるものはありませんか? 整理収納アドバイザーの資格をもち、フルタイムで働く2児の母、よしいさんも以前は「あって当たり前」とものをため込んでいた1人。しかし、思いきって手放してみたら意外と困らなかったことがわかったそうです。そこで今回は、30年間ため込みがちだったよしいさんが「なくても大丈夫だった!」と気づいたリアルなエピソードを紹介します。
すべての画像を見る(全6枚)なくなったら困ると思い込んでいたけれど…
「なくなったら困る」と信じて30年。化粧品のサンプルや洗剤のストック、収納ケースや大量の保存容器…。気づけば「あって当たり前」のものに囲まれて、「あればあるほど安心」と信じて疑わなかったんです。
その原因は「不安」。不安だからものをため込んでいたんです。でも実際には、ストックが多すぎて棚がギュウギュウ。取り出すにも前のものをどけて面倒。保存容器は不安定に積んであるから、出そうとしたら雪崩が起きる…。
みなさんもそんな経験はないですか? これって意外にストレスですよね。でも、起きるかわからない不安に支配されるよりも「今をラクすること」に全集中した方がいいと、気づきました。
手放すことでグッと気持ちが軽くなった4つのもの
いざ手放しだしたら、ものが減る快感と同時に「今までなにが不安だったんだろう?」と不思議になるくらい、不安も手放すことができました。今回は手放してよかったものを4つ紹介します。
●1:化粧品やスキンケアのサンプル
これまでは「旅行や帰省で使うから」と思い、化粧品やスキンケアのサンプルをためていました。でも使いきりのパウチ(小袋)は、量が絶妙に多くて扱いづらく、実際の旅行時には持って行かないんです。今はサンプルは「試すもの」と割りきって、もらったらすぐに使うようにしています。
●2:日用品のつめ替えストック
かつて柔軟剤にハマり、10種類をストックしていたこともありました。洗剤も「特別価格」の札がはられると、「今のうちに買っておこう」と手が伸びていました。でも、それって本当に今必要なのでしょうか。
洗剤や柔軟剤はたとえなくなっても近所ですぐ買えて、ネットでも注文できます。むしろ置き場所に困るストレスの方がずっと大きいと気づいたんです。今は「ストックは1個まで」と決めています。