スッキリしたはずのシンクなのに、なぜかモヤモヤしてしまうことがありませんか? 理想のキッチンに近づいたつもりが、心の奥で小さな不満が消えない…。そんな悩みを抱えていたライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。今回は尾花さんが気づいた“モヤモヤの原因”とその解消法をご紹介します。
すべての画像を見る(全7枚)シンクはスッキリ!だけど、なぜかモヤモヤする…
スッキリしてピカピカなキッチンに憧れ、少しずつ片付けを続けた結果、かなりのものを減らすことができました。ただ、掃除もしやすくなったのに「なにかまだ違う…」と、モヤモヤすることがあったのです。
よく考えてみると、その理由はある問題がまだ解決できていないことにありました。それが「シンク回りをサッとふけない」ことです。
●その原因は「水はね」だった
確かにものが減って掃除はしやすくなりました。しかし、シンク回りだけはまだ少しものが残っていて、水はねをサッとふき取れるレベルではなかったのです。
休日に夫が料理をすると、野菜などを洗ったあとのシンク回りがビチャビチャということがよくあります。シンク脇で乾かし中のペットボトルやキャップが、また濡れてしまうことも。
夫が料理をしてくれること自体は本当に助かりますし、ありたがい。以前は床まで水が飛んでいたのが今ではシンクの回りだけになっていて、夫自身も気をつけているのだとわかります。だから「もう少し水はねに気をつけて」とは言えなかったんですよね。
ただやはり、水はねをふこうとすると、ものがあるとスムーズにはふけません。1日に何度もふくことになったときは、正直なところ面倒に感じてしまいました。その小さな不満がモヤモヤの原因になってしまったのです。
イラつかないシンクを目指して片付け
そこで考え方を変えて、「水が飛び散る範囲にはものを置かない」ということを目標にしてみました。
ものがなければサッとふくことができますが、水が飛び散らないスペースはごくわずか。最低限のものしか置けないので、「使用頻度がとくに高いものだけ」を厳選してシンクまわりに残すことにしました。
●残す:1日に何回も使うもの
食器用洗剤、スポンジ、ゴム手袋、除菌スプレーなどは何回も使うことが多かったのでそのまま残すことにしました。
●別の場所に移動:1日1回使うかどうか
食洗機用洗剤はシンク下へ。
ペットボトルやキャップ、サプリメントを入れた白い缶は背面の食器棚へ収納しました。