画廊と美術館勤務を経て、現在は月4万円の年金を軸に「1日1000円」の暮らしを実践しているエッセイストの小笠原洋子さん(76歳)。普段は「もたないひとり暮らし」を楽しんでいる小笠原さんですが、そんななか、あえて買ったものがあるそう。節約生活を送る小笠原さんが買ってよかったと感じる2つのものについてご紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)「除湿機」があれば、エアコンが苦手でも快適
節約に節約を重ねてきた10年以上前に「どうしてもこれだけは!」と思って購入した除湿機。今も現役で予想以上の働きをしています。水分の吸収率が高く、水がたまるとかなり重くなりますが、高さ50cmで持ち運びができる大きさです。価格は当時、1万円しませんでした。
まず雨の日の洗濯物干し。私が購入した除湿機は、強弱それぞれのパワーが選択でき、強のアイコンには洗濯物のマークがついています。乾燥機ほどは短時間で乾きませんが、室内を除湿しながら衣類を乾かせるので、それなりのメリットがあります。
次に雨季の室内湿度調整に役立ちます。築30年以上を経た集合住宅の一階にある私の住まいは、隣室との間の壁が結露します。もちろん押し入れなどの湿気も要注意。各部屋にエアコンが取りつけられる余裕がありませんので、部分的集中的に乾燥化をはかれる除湿機はなかなか優れものです。
センサーつきで2時間から6時間、気候に合わせて作動させておきますと、その部屋全体が快適な湿度になるのもありがたいことです。また就寝前にベッドのわきでスイッチオンにしておけば、寝室や寝具などの蒸し暑さを和らげてくれます。
エアコンも扇風機も苦手な私には、ジャストフィットの生活用品です。