38歳で「人生最後のダイエット」に取り組み、82kgからマイナス25kgを達成。5年間リバウンドなしのねこくらりえさん(43歳)。「アラフォーのダイエットは“人生の生き直し”」と話すねこくらさんは、数字よりも「心と習慣」を大切にしたそう。ここでは、無理なくダイエットを続けるコツや、食欲をうまくコントロールするコツを聞きました。また、ねこくらさんが実践する食べやせメニューから、「鶏むねごまマヨ炒め」のレシピも紹介。

ねこくらさんのダイエット前(画像左)とダイエット後(画像右)
マイナス25kgに成功した、ねこくらさんのダイエット前(画像左)とダイエット後(画像右)
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体重25kg減。ダイエットでもっとも重要なことは

年を重ねるにつれやせにくくなった、一念発起してダイエットを始めたけど思うように効果が出ない、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。ねこくらさんはダイエットでもっとも重要なのは「モチベーションに頼らないこと」だと話します。

「モチベーションを維持するのは至難の業です。過去の私はダイエットを始めた直後がピークで、ついハードルの高い目標を設定。思うようにこなせないまま挫折し、リバウンドを繰り返してばかりでした。運動をしたことないのにいきなり走り始めたり、食事を抜いたり…」(ねこくらさん、以下同)

また、ホルモンバランスによるメンタルや体調のゆらぎ、体重の浮き沈みも、気持ちがキープできない理由にもなったと言います。

「無理にがんばろうとせず、モチベーションが低いときでも、できることを続けるように切り替えました」

運動したくないは魔法の言葉を自分に言い聞かせる

エクササイズの様子

ダイエットのモチベーションが低いときもしばしば。そんなときに自分自身に言い聞かせていた「魔法の言葉」があるそうです。

「もともと怠け者でがんばることが嫌いな自分が、運動習慣をつけるために唱えていたのが、『やれば終わる』という言葉。たとえば、レッスン動画を見ながらエクササイズをするときは、とにかくまず動画を再生してしまいます。やる気がわかなくても始めてしまえば必ず終わるので、とりあえず行動に起こすんです」

きっかけは、SNSに上がっていたある動画でした。

「以前、ジム通いを欠かさないニューヨーカーたちにインタビューしている動画で、彼らが『やる気がないとか、ジムに行きたくないとか考えているうちに、もうジムに着いているんだ』と答えているのを観てはっとしました。彼らでもやる気がない日があるなら、やり方さえ変えれば私でも続けられるかもしれないって思えたんです」