80代、パールと日傘で清涼感をまとう「正統派モード」
すべての画像を見る(全3枚)通りの角で日傘をさして立っていたのは、アップリケつきの白シャツに黒スラックスを合わせた80代のマダム。
ピーコックグリーンの日傘と白髪ボブ、パールピアスの組み合わせは、思わず振り返るほどの涼やかさ。
胸元にはパール×ダイヤのネックレスがさりげなく輝き、インナーは繊細な黒のレース。バッグはValextra(ヴァレクストラ)のスクエアトート、靴はベージュのチャームつきローファー。遊び心も絶妙です。
抜かりのない装いに、長年の美意識を感じました。
芦屋で出合った「塩バター」の誘惑
散策の途中、駅前で偶然見つけたスコーン専門店「THE BUTTER & SCONE」。
青い外観もかわくて、思わず吸い込まれるように入店。ソルトバターをつけて食べるスコーンが驚くほどおいしくて、思い出に残る芦屋時間となりました。
育ちのよさがにじむ芦屋。歩く人のファッションも、奇をてらわずとも印象に残る。そんな「正統派の余裕」を感じました。
どこか懐かしさのある上質さと、現代的な軽やかさが共存する芦屋マダムたちのスタイルは、まさに「背筋の伸びる日常のおしゃれ」そのもの。
おしゃれ心を忘れず、自分らしさを楽しむ姿に刺激をもらい、訪れるたびモチベーションが上がる…。そんな穏やかな余韻を残してくれる街でした。
次回の「東京おしゃれ図鑑」もお楽しみに。
※ 「東京おしゃれ図鑑」は街ゆく人のファッションをヒントに独自のアレンジを加えて掲載しております。
