ものが多い玄関はごちゃつきがちで、突然の来客であせった経験がある人も多いのではないでしょうか。元小学校の先生で、整理収納アドバイザーのかおるこさんは「人や目的で仕分けるといい」と話します。ここでは、玄関の収納量を増やしてきれいに収納する方法を紹介します。
※ この記事は『元小学校の先生が教える いちばんやさしい 片づけの授業 』(サンクチュアリ出版刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集しています
すべての画像を見る(全6枚)玄関には「最小限のものだけ」が理想
「家の顔」とも言われる玄関。急な来客や宅配が来たとき、ものが散らかっていてあせった経験が何度もあります。隠す時間もなく、できるだけドアを小さくあけて対応するようにしていた頃も…。そんな状況を避けるためにも、いつでも整った状態を保っておきたい場所です。
玄関は、靴や傘、鍵などの小物、外出時に使うアイテムなど、意外と置きたいものが多くなりがち。一方でスペースは限られているため、デッドスペースも上手に活用しながら、必要最小限のものだけを置くのが理想です。
また、ゲタ箱は湿気やにおいがこもりやすい場所でもあるため、こまめに扉をあけて風をとおしたり、除湿剤を活用したりすることで、快適な空間を保てるように心がけましょう。
ゲタ箱「整理」のコツ
ゲタ箱は、スペースも狭くものの種類も多くないので、整理がしやすい場所。よく履いている靴とそうでないものが分かるので、判断もしやすいです。家族のものが混ざっていることが多い靴は、人別に分けてから要不要を判断していくようにします。
●不要なものの見極めポイント
・使っていない(冠婚葬祭用を除き、1年以上履いていない靴など)
・状態がよくない(靴底が削れている靴など)
・気分が上がらない(古くなった雑貨、気にいっていない靴など)
・モヤモヤする(もっている服と合わせにくい靴、履くと痛くなる靴など)
・今の自分に合わない(子どもが昔使っていたベビーカーなど)
・なくても困らない(似たようなデザインのスニーカーなど)
・数が多い(たくさんある傘やスリッパなど)