ものを手放したミニマリストが、それでも残したもの、買い戻したものを紹介します。今回話を伺ったのは、40代で夫と2人の子どもと4人で暮らしているおーちゃん。キッチングッズのほとんどを手放しましたが、「四角いフライパン」だけは残しました。「手帳」も一度手放して、買い直したのだそう。その理由について詳しく伺いました。
すべての画像を見る(全3枚)キッチングッズを手放したミニマリストが「四角いフライパン」を残したワケ
料理上手な人に憧れて、キッチングッズを買いそろえた時期もあったというおーちゃん。しかし、いまは必要最小限のキッチングッズで料理をしています。
「もともと料理が苦手で、キッチングッズを買えば料理が好きになれるんじゃないかといろいろ試してみました。お母さんだから料理が得意にならなくちゃ、という意識が自分のなかにあったんです。ただ、結局うまくいかず、苦手なりにうまく料理とつき合っていこうと決めました」
自分を「料理嫌い」だと認めたおーちゃんは、菜箸や丸いフライパン、泡立て器、ホットプレートなどを処分。
「いまは、手間をかけずに楽しく食べることを目標にしています。無理をして料理に挑戦しても、子どもが食べてくれないこともありますし。栄養管理は給食にまかせて、家の献立はカレーやギョーザ、三色丼、そぼろ丼などの定番メニューに固定。お肉やお魚も、焼くだけの簡単な料理にとどめています」
大量のキッチングッズを手放しても、どうしても手放せなかったものがあるそうです。それは、四角いフライパン。
「四角いフライパンは卵焼き器も代用できるな、と気づいたんです。料理が苦手でも、卵焼きだけはちゃんとつくっていました。子どもも喜んでくれるので、お弁当に必ず入れています。四角いフライパンは汁物も注ぎやすいし、壁に立てかけられるのがすごく便利でした。フライパン用の収納グッズもいらないので、キッチンもすっきりまとまります。メリットが多いので残すことにしました」