「大人になるほど、カラーコーディネートが嫌みなく似合っていく」と話すのは、42年にわたってヘア&メイクアップアーティストをしていた藤原美智子さん(67歳)。けれど、急に色を取り入れるのは難しいと感じることも。そこで、藤原さん流のカラーコーディネートの取り入れ方を3ステップで教えていただきました。
※この記事は『何歳からでも輝ける秘訣』(主婦の友社刊)より一部抜粋、再構成の上作成しています
すべての画像を見る(全2枚)1:モノトーンスタイルに小物で色をプラスする
私のファッションの色の取り入れ方には3段階あります。
普段は黒のパンツにグレーや黒のトレーナー、あるいはセーターといったモノトーンのカジュアルな格好を好んで着ていますが、出かけるときには、そこに色をプラスします。
真夏以外であれば水玉やストライプ、花柄といったスカーフを首元に巻くことが多いでしょうか。色を少し加えるだけでも、おしゃれ度は上がるものですが、その小道具としてスカーフは最適なアイテムです。
その際は、結んだスカーフの先端をトップスの中に入れることがほとんどなので、エルメスのような厚みのある立派な生地のものではなく、やわらかな生地や薄い生地、あるいは細長いスカーフタイのものにしています。このようなスカーフであればトップスの中に収めやすく、表側に響くこともありません。
また首元に色のあるスカーフを巻くと、顔がパッと明るくなるのも便利な点です。私は20代の頃からスカーフ巻きを定番としているのですが、今となっては簡単に首のシワを隠せる便利アイテムにもなりました。
2:トップスかボトムスかどちらかに色を使う
次によくする色使いは、ボトムスかトップスのどちらかに色をもってくるコーディネートです。
トップスは私の定番色のモノトーンにして、ボトムスをフューシャピンクのパンツやイエローのスカートにする。あるいは、逆にボトムスは黒のパンツやジーンズ生地のスカートにして、トップスに色をもってくるといった具合です。
このように色の面積を広げると、おしゃれ度も見た目の華やかさも一段上げることができます。それに色物をトップスかボトムスのどちらかだけにすると、大きな失敗をすることもありません。