地震や洪水などが発生したとき、電気やガスなどのライフラインが止まる可能性もあります。そんなときに役立つ「必須アイテム」についてお伝えします。教えてくれたのは、元大阪市消防局職員で防災アドバイザーのタイチョーさんです。
※この記事は『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときにNG行動がわかる防災事典』(KADOKAWA刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集しています
すべての画像を見る(全4枚)ライフラインが止まることを想定した備えは?
大規模災害時は、ライフライン(電気・ガス・水道)や生活物資の供給がストップする事態が想定されます。次のような備えが必要です。
●自宅避難の必須アイテム
備蓄の目安は、最低3日間×家族の人数分。できれば1週間分用意できるとよいでしょう。
<自宅避難用で備蓄しておきたいもの>
- 飲料水:1人1日3L×人数分
- 食品:主食系のほかに、サバ缶やツナ缶、フルーツ缶などの缶詰、離乳食。カップラーメンなど炭水化物にかたよらないようにします。
- 生活用水:1人1日10~20L×人数分。お風呂に水をいつも張っておき、水道水を入れたポリタンクを用意します。
- ポータブル電源:スマホ、照明器具、そのほかさまざまな家電を利用できます。暑さ
- 寒さ対策も可能。
- カセットコンロ・ガスボンベ:ボンベは1人1週間で6本が目安
●目からウロコのお役立ちアイテム
さらに、災害時に活躍する万能アイテムもご紹介します。
・マチつき万能ポリ袋
食材を入れて湯せん調理に使ったり、洗濯物を入れて踏み洗いできたりします。
・ファスナーつきプラスチックバッグ
お湯を入れて湯たんぽ代わりにするほか、スマートフォンを入れて簡易防水ケースにできます。
・食品用ラップ
皿に敷いて使えば洗わずにすみ、ケガの応急処置で巻いて使うことも可能です。
・アルミホイル
鍋に敷いて焦げの防止になるほか、丸めてタワシ代わりにできます。
・トイレットペーパー
靴の中につめて保温・乾燥に使えます。