月曜夜10時に放送中の『僕達はまだその星の校則を知らない』。主演の磯村勇斗さんが演じるのは、スクールロイヤー(学校弁護士)の白鳥健治。ここでは、初主演の演技やドラマの見どころについてお聞きしました。

磯村勇人さん
磯村勇人さん

磯村勇斗さんインタビュー「3つの軸ごとに深掘りして、役づくりをした」

さまざまな役柄で観る人を魅了してきた磯村勇斗さんが、民放連続ドラマで初主演を務める『僕達はまだその星の校則を知らない』で、さらに新たな一面をみせています。

演じるのは、星や植物、豊かな自然が好きで、文字や音に色やにおいを感じるという独特の感性をもつ、スクールロイヤー(学校弁護士)の白鳥健治。感覚が周囲と違うことやマイペースな性格から集団行動になじめず、不登校になった経験がある青年です。磯村さんはそんな主人公を完璧に演じきり、脚本家の大森美香さんが描く世界を自由自在に表現しています。

「健治は、最初はつかみどころのない人でした。人とは違う感覚をもち、自分の世界がしっかりある。弁護士ですが過去のトラウマもあります。そういったことをどう表現すればいいかすごく悩みましたが、健治には“星・法律・学校嫌い”の3つの軸があり、そのバランスをどう見え隠れさせていくかをうまく表現できたらおもしろいかな、と。そこで、3つの軸ごとに深掘りして、役づくりをしていきました」

不器用ながら生徒に向き合っていく学園ヒューマンドラマ

本作は少子化により共学となった濱ソラリス高校にスクールロイヤーとして派遣された健治が、法律や校則では簡単に解決できない生徒たちの青春に不器用ながらも必死に向き合い、ともに成長していく学園ヒューマンドラマ。

学校が大嫌いだった健治は、生徒のために存続の危機に瀕した天文部の顧問になったり、3年桜組の担任で現代文教師の幸田珠々(すず)先生(堀田真由)が気になったり、経験したことのない感情に直面していきます。

「とはいえ、健治はやはりずっと健治のまま。そんな健治を見守っていきたいと思っていただければうれしいですし、なによりひとりひとり個性があり、フレッシュな生徒たちのまっすぐな目を観ていただきたいです」