人生は一度きり。習慣や行動を少し変えるだけで、心の汚れや迷いが減って好転することもあります。ここでは禅寺の住職・枡野俊明さんに、福茶やものの手放し、さらには自宅でマネできるイス坐禅まで、「いい1日をつくる朝の習慣」を伺いました。
すべての画像を見る(全12枚)いい1日をつくる、人生がうまくいく禅的朝習慣
それでは、住職・枡野さんの朝習慣を見ていきましょう。
●1:無心の5分掃除で身の回りを清める
「掃除はもっとも大切な修行」というのが禅の考え方。
「朝は5分でいいので、『今日はここ』と場所を決めて掃除してみましょう。空間だけでなく、心の汚れや迷いも清められますよ」(枡野さん、以下同)
●2:朝の福茶で幸運を呼び込む
丁寧にいれたお茶をいただくと、「今日も一生懸命生きよう」と前向きな気持ちに。
「お茶は眠気覚ましの作用もあります。コーヒーや紅茶でもかまいません。好きな飲み物を味わう、至福のときを堪能しましょう」
●3:自分なりの仏壇に手をあわせてみる
「今日も元気に暮らせること」に感謝する時間をもつことが大切。
「お仏壇がなくても、家族の写真や社寺のお札を飾った『自分なりの神聖な場所』をつくり、その前で手を合わせましょう」
●4:朝の写経で集中力を高める
まだ心がざわついていない朝に写経をすることで1日の集中力が高まります。
「筆ではなくボールペンで写すだけでもいいでしょう。短い禅の言葉や、『般若心経』を毎日1行ずつ書き進めても」
体と心はひとつであることを表す「身心一如(しんしんいちにょ)」、困難も笑い飛ばせば道が開けるという意味の「一笑千山青(いっしょうすればせんざんあおし)」などの禅語を写すのもよし。
●5:日を浴び、「禅呼吸」で感情に振り回されない
朝日を浴びながら深呼吸をして、澄んだ空気を体内に取り込んで。
「おへその下にある『丹田』を意識して呼吸をすると、せわしない気持ちが落ち着き、邪念に振り回されなくなります」
●6:3年使っていないものを探して執着を手放す
冷静な判断ができる朝は、ものの見直しにも適したタイミング。
「不要なものをもち続けると心の負担に。3年間使っていないものは手放すことで、過去への執着もなくなって、心が解き放たれますよ」