地震の多い日本。常にインテリアも防災対策を意識してみませんか。ESSEフレンズエディターで防災士の資格をもつ堀中里香さんが、自宅で実践している安全対策について語ります。

就寝時の災害対策に、照明はペンダントタイプからシーリングタイプに
就寝時の災害対策に、照明はペンダントタイプからシーリングタイプに
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定期的に確認したい、家の安全対策

地震や豪雨など、災害が絶えない日本では、いざというときのために備えておく必要があります。でも、その備えが役に立つのは、命があってこそ。災害時の備蓄の準備と一緒に、家の中の安全対策についても確認するようにしています。今回はそのうちのいくつかをご紹介します。

寝室は「就寝時に災害が起きた!」ときの安全を確保

寝室には大きな家具を置くのをやめました
寝室には大きな家具を置くのをやめました

まずは寝室。寝ている間は反応が遅れるため、なにかが起きる可能性はできる限り減らしておきたいものです。

わが家の寝室は、大きな家具を置くのをやめました。照明も夜中の地震を意識して、ペンダントタイプから揺れの影響を受けにくいシーリングタイプに変更しました。

窓には雨戸とガラス飛散防止フィルムで、台風でなにかが飛んできても被害が少なくすむよう対策しています。物干し竿など外にあるものは、どこかに飛んでいかないように固定しています。

キッチンはものがいっぱい!冷蔵庫を固定すれば食料の確保にも

冷蔵庫の固定は必須です
冷蔵庫の固定は必須です

次に気にしたいのがキッチン。なによりやっておきたいのが、冷蔵庫の固定です。重心が高く転倒しやすい冷蔵庫は、専用の固定ベルトを活用し固定しています。いざというときのケガの予防や避難経路確保はもちろん、冷蔵庫内の食料を守ることにもつながります。

冷蔵庫以外の家具や家電についても、できる限り固定しておくのがおすすめです。固定されていれば、地震のときに落下や転倒しないだけでなく、浸水時に浮いてしまって避難の妨げになる、なんてこともありません。

冷蔵庫の取扱説明書を確認の上、適切な転倒防止対策を行いましょう