理想の家づくりをかなえる手段として人気の「施主支給」。お気に入りのペンダントライトやタオルホルダーを自分で選べば、インテリアはぐっとおしゃれになり、コストも抑えられます。ただし、計画不足で思わぬ落とし穴にハマることも……。今回は、実際にダイニングやトイレの照明を施主支給して成功したものの、玄関ポストでまさかの失敗をしてしまった、日刊住まいライターが自身の体験談を語ります。
すべての画像を見る(全8枚)施主支給とは?
家づくりの際によく耳にする「施主支給」という言葉。これは施主である私たちが、設備や照明器具などを自分で購入し、工務店やハウスメーカーに取りつけてもらうこと。コストを抑えつつ、デザインや使い勝手にこだわったアイテムを選べるのが大きな魅力です。
わが家は、夫婦と子ども3人(5歳・3歳・1歳)の5人家族。2024年6月に念願の注文住宅が完成しました。
家づくりの際、理想の空間づくりになるよう、ダイニングのペンダントライトやトイレの照明・ホルダーなどはオンラインショップで選び、施主支給しました。
選んでよかった「施主支給アイテム」
まずは、設置して成功だった支給品からご紹介します。
●ダイニングのペンダントライト
ガラスシェードの縁にあしらわれたゴールドのラインが高見えでお気に入りです。グレーのキッチンに合わせて、ほんのりグレーがかったシェードを選択。コード調節が可能なため、自分たちで長さを変えながら取りつけました。
●トイレのペンダントライトとトイレットペーパーホルダー
ペンダントライトは、宝石のようにキラキラとした光が壁に反射し、小さな空間ながら華やかさをプラスしてくれます。写真では少し青みが強く見えて心配でしたが、実際に設置してみると落ち着いたグレーで、トイレの雰囲気にぴったり。
トイレットペーパーホルダーは、真鍮製のシンプルなデザインで経年変化を楽しめるのが魅力です。サイズ感もコンパクトで、狭いトイレにもすっきり収まります。
●洗面台の一面鏡とタオルホルダー
洗面台をスタイリッシュに見せてくれる一面鏡。洗面台の壁いっぱいに鏡がほしかったので、既製品にはないサイズで発注できるサイトを探しました。
1ミリ単位でオーダー可能で、希望のサイズを注文。設置はハウスメーカーの方にお願いしました。
タオルホルダーはトイレットペーパーホルダーと同じメーカーです。似たデザインを選んだことで、水回り空間に統一感が出ました。
ホルダー類は、設計時につけたい場所と高さをハウスメーカーに明確に伝え、基礎に下地を入れてもらいました。