無理に説得するより、親の「今」を大事にしてもらう
すべての画像を見る(全6枚)私が思うに、親が「片付けたい」と思ったときがベストタイミングなのではないでしょうか。そのときは全力で手伝えばいい。でもそうじゃないときは、あえてなにもしないほうがいい場合もあると私は思います。
なぜなら、人生の残りの時間は私たちよりも少ないから。やりたくないことに時間を割くより、好きなことをして、楽しく過ごして欲しい。そっちの方が親にとっては幸せなんじゃないかなと思うんです。
「子どもにできること」はなにがある?
なにもしない…と言っても、放置ではありません。「片付けの話題を出してもOKな関係」を保っておくことが大事だと思っています。親がその気になったとき、「じゃあ一緒にやろう!」と言えるようにしておく。
そして、なによりも大事なのは、まずは自分の家の片付けはちゃんとやっておく! と決めました。いざというとき、自分の家もものだらけでは、笑えませんよね。
片付けは「親のタイミング」に合わせる
実家の片付けは、親が望んだときにやればいい。それまでは「片付けよう」と迫らず、楽しい時間を一緒に過ごすことを優先していいと思います。
人生の最終盤を、段ボールの山と格闘して過ごすよりも、旅行や趣味、友達とのおしゃべりに使ってもらう方がすてきだと私は考えます。
だから実家に帰省したときは、物置部屋はそっとしめて、お茶でも飲みます。今は親と一緒に、「楽しい時間」を増やす方を、選んでいます。親が片付けを望むタイミングがいつかくると信じて…。