酷暑がつづき、身体も心も疲れやすい毎日。ちょっとした家事だけでも体力が奪われていくなかで、部屋の「掃除」があとまわしになってしまう人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、「夏でも簡単にキレイが続く」週1掃除ルーティンを、整理収納アドバイザーでクリンネストのあゆみさんに伺いました。
すべての画像を見る(全5枚)1:掃除場所を「曜日別」に固定する
掃除をラクに続けるコツの1つは、ルーティン化すること。つまり、掃除する場所を決めておくということです。
そうすると「今日はどこを掃除しようかな?」と迷うことがなくなります。
例えば、私は下記のように曜日ごとに掃除をする場所を決めています。
・月曜日:月=明るい=照明 、月=「げ」つようび=玄関(「げ」んかん)
1:照明
2:玄関
・火曜日:火=火を使うキッチン
3:冷蔵庫(軽く汚れをふくでOK)
4:電子レンジ・オーブンレンジ
5:キャビネット
6:壁
7:コンロ
・水曜日:水=水回り
8:鏡
9:洗面台
10:洗濯機
・木曜日:木=木製家具
11:テレビ台
12:シェルフ
13:机・イス
・金曜日: 金=金属っぽい箇所
14:ドアノブ
15:蛇口
2:お手軽な掃除道具を使う
次に大切にしているのが、掃除用具に手間をかけないこと。私はふき掃除に、100円ショップの「使い捨てシート」を愛用しています。
雑巾だと、洗う→干す→しまう という一連の作業が非効率的。使い捨てであればその手間はなく、衛生的にも気持ち的にもありがたいです。
大判で丈夫なシートは、1枚で複数の場所を掃除できるので非常に便利! 汚れたら折り返して使えますし、意外と丈夫なのでちぎれたりもしません。
100円ショップには手軽に掃除ができる「お掃除シート」が種類豊富に並んでいますので、大掃除のときも大活躍。
「使い捨てなんてもったいない」という声もありますが、雑巾は洗うのに水道代がかかりますし、面倒な作業がなくなるのであれば、私は使い捨てシートに軍配を上げます。
3:掃除のタイミングも固定する
曜日ごとに掃除を行うとはいえ、「いつやるか?」が明確でなければ、つい怠けがちになってしまいます。
ここも挫折への道を断つのに重要なポイントですね。
たとえば、
・朝の洗顔のあと、10分掃除する
・食器洗いをしたら、10分掃除する
といったルールをつくって、行うタイミングを固定化するのがおすすめです。
私は毎日ストレッチをしているのでそれが終わった後の「15分間」を、掃除時間にあてています。
週末は予備日と自由時間にしていますが、月~金のルーティン掃除のおかげで、掃除しなくてもきれいが保てています。
夏家事こそ「ルーティン」がラクなんです
「もし○○なら(トリガー) そのときは○○をする(タスク)」
これは、条件を事前に決めておくことで、目標を達成しやすくするというプランニングの応用なんです。
これを利用して、「〇曜日を(トリガー)にして、その曜日になったら〇〇の掃除をする(タスク)」としています。
曜日や掃除時間を決めることで「今日は火曜だからキッチンの掃除だわ!」「ストレッチ後だから掃除するぞ!」と自動的にやる習慣が身につきます。
かなり汚れてしまってから本格的に掃除をする! というのは意志の力が必要ですが、ルーティンにしてしまえば、いわば自動的に掃除をしてしまうため、負担になりません。扱いがラクな掃除道具も「ルーティン」を続ける手助けに。
みなさんもぜひ、ルーティン(習慣)の力で「夏家事」を楽しみましょう!