頼りになるのが、日系企業の「冷凍食品」
すべての画像を見る(全4枚)月1回のスーパーでの食材まとめ買いとなると、毎日のように買い物に出かける場合とは買い物内容がもちろん異なります。
たとえば、あまり日もちしない野菜や果物は、最初の1週間で食べきれるだけの分量を買います。あとは常備できるタマネギ、ニンジン、ジャガイモ、そのほか根菜などのストック野菜、卵、チーズなどの乳製品を活用。米のほか、乾物はキノコ類や海藻類、麺、パスタもきらせません。
肉と魚は、小分けにして冷凍。日もちするベーコンやハム、サラミ、ソーセージなどの加工肉、ツナやサバ、サーディンなどの缶づめもそろえています。パンも小分けにして冷蔵庫や冷凍庫に入れます。トースターでリベイクすれば問題なし!
総菜は買うものの、アメリカのスーパーには個人的に引かれるものが少なすぎます。そこで頼りになるのが、アメリカに進出している日本企業または日系企業の冷凍食品。シューマイ、ギョーザ、から揚げ、牛丼の具材などは、わが家の鉄板です。うどんやラーメン、焼きそばも売っています。
●食材のストックは防災にも
こうして定期的な買いだめをするメリットは、コスパ、タイパ以外にもあります。まず、ラクちん! それがいちばんですが、防災という側面も。
たとえば、シアトル界隈ではちょっとした強風ですぐに停電になるのですが、そんなときも備蓄品が多少あれば、心強い限り。また、たまの大雪などで交通が麻痺し、家に閉じ込められても、しばらくは買い物に出かけることなく過ごせます。
たとえ家にある食材が限られていても、今の時代はネットやAIを活用すればレシピを見つけるのは簡単。必ず1か月に1回の買い物ですませる、と自分に課しているわけではなく、あくまでフレキシブルに。
シアトルは、ファーマーズマーケットが夏の風物詩で、スーパーでは買えないような地元の野菜や果物をたまに買うことがあります。やや割高ですが、地元農家を応援する「寄付込み」の値段だと思い、そこは割りきって旬の味覚を堪能しています。