冷蔵庫の食材が使いきれなかったり、買ったはずなのに見当たらなかったりしませんか? そこで、「食品ロスを防げる冷蔵庫収納」を見せてもらいました。紹介してくれたのは、整理収納アドバイザーでパーソナルお片付けプランナーの上田麻希子さんです。

継続しやすい冷蔵庫のざっくり収納とは?
継続しやすい冷蔵庫のざっくり収納とは?
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ライフスタイルに合わせた収納&使い方を徹底!

「冷蔵庫の収納は部屋の収納と同様、“自分に合った方法”が大事です。庫内がごちゃついてロスが多い…といったとき、できない自分を責めるのではなく、これならできるかも! と思う方法を、気軽に試してみて」と、上田さん。

自身も、以前は収納グッズをたくさん使い、“細かく分ける冷蔵庫収納”を試したものの、長続きしなかったそう。

「わが家の場合はドレッシングなどの調味料をよく使うし、イレギュラーな食品も多く、仕きりすぎると入りきらなかったり、入れる場所に迷ったり。ざっくり仕分けるだけの収納にしたら続けやすく、ロスも減りました」

上田さん流 ロスゼロ冷蔵庫のつくり方

どのようにして食品ロスや冷蔵庫内の食品迷子を防いでいるのか、上田さん流・冷蔵庫のつくり方をみていきましょう。

●1:「とりあえず冷凍」はNG。使いきることを意識

野菜室に並んだ使いかけのねぎやにんじんなどの野菜
使いかけの野菜は目につく場所に

「食材が少し余ったとき、冷凍すると埋もれてしまい、化石になりがち」

半端な食材は冷凍せず、専用トレーを用意するなどして、わかりやすい場所で保存。早めに使いきって。

●2:ざっくりまとめるだけで迷子にならない

ビンや保存容器に入った調味料がトレーに並んでいる
ビン類、粉類はトレーにひとまとめ

ジャムなどのビン類、調理に使う粉類など、ざっくり分類し、奥行きのあるトレーにまとめて収納。

「分類が細かいと迷うので、だいたいでOK。使うときはトレーごと出します」

●3:夏は「ちょっとたりない」くらいがちょうどいい

冷蔵庫内に並んだつくりおきのおかず3品
つくりおきはつくりすぎない!

普段から“買いすぎない”を意識しているという上田さん。

冷蔵庫の野菜室に入った袋詰めのナスやレタス
傷みやすい野菜は買いすぎない!

「食材が傷みやすい夏はとくに、“ちょっとたりない”くらいにしておくと、ロスを防げます」

たりなければ買いたせばよし!