すっきりと快適に暮らすためには、「不要なもの」「今はもう使っていないもの」を手放す必要があります。でも、どこから手をつければよいのか、迷う人も多いかもしれません。今回は、かつて持ちものの8割ほどを減らした経験のあるミニマリストのめいさんに、「減らしてよかった」と実感したアイテムについて詳しくお話を伺いました。

持たない暮らしを心がけるめいさんの文房具スペース
持たない暮らしを心がけるめいさんの文房具スペース
すべての画像を見る(全3枚)

「使うときまで取っておこう」と手放せない

デスク

めいさんは、こだわりの注文住宅で夫と高校生の息子さんと3人暮らし。以前住んでいたマンションでは、今の整った部屋からは想像もできないほど、ものが多かったそうです。

「今は使っていなくても、いつかは使うかも。そのときまで取っておこう。そんな気持ちが強かったので、なかなかものを手放すことができませんでした。だから片づけなんてとても。似たようなものをたくさん持っているはずなのに、使いたいものが見当たらなくていつも探しものをする毎日でした」(めいさん、以下同)

文房具を手放して「すっきり!」を実感

そんなめいさんでしたが、一念発起してものの処分を始めることに。最初に「すっきり!」を強く実感したのは文房具なのだとか。

「まず手をつけたのは、ペンです。似たようなペンがたくさんあり、文房具を入れるスペースは常に満杯。なのに、いざ使おうと思ったら目当てのペンが行方不明に…。なくなっては買いたし、また行方不明になって買いたし、とエンドレスで増えていきました」

これではいけない、と、めいさんはペンの本数を必要最低限に絞ったそうです。

「ボールペン、シャーペン、サインペンと、よく使うものをそれぞれ1本ずつ決めました。あとは潔く処分。するとスペースもあいて、“使ったらすぐ元に戻す”ことができるようになったんです」

以前は、「あのペンがない」と探しものばかりしていて、時間を無駄にしていたというめいさん。同じように、たくさん持っていたマスキングテープも「本当によく使うもの」に絞って手放しました。

文房具コーナーがすっきりと片づいただけで気分が晴れ、探し物の時間と手間までカットできたと言います。