「1日1捨て」で無理なくものを減らす

こうしてかなりものを減らしましたが、もう少しスッキリさせたい。でも、これ以上、なにを処分したらいいのか、思いつきません。食器ボードの小引き出しをのぞいて考えていたら、ちびた鉛筆、使いかけのポケットティッシュ、本のしおりなど、まだ処分できそうなものを見つけました。

そこで、ひらめいたのが「1日1捨て」です。1日1品と決めて、どんな小さなものでもいいので捨てよう。これなら無理せずに、ものを減らすことができると思いました。まずは引き出しひとつから始め、家中をチェックしました。

もう捨てるものはないと思っていたのに、意外にあるのです。針金ハンガー、割り箸の箸袋、ボロボロの布巾、着ない洋服などなど…。布巾や洋服は、小さく切って雑巾にしようと思ったら、処分する決心がつきました。

「1日1捨て」を1年ほど続けたら、かなり家の中がスッキリしました。「1日1捨て」をしてから、引き出しがスッキリすると探しものは減ることがわかりました。

でも最近、また探し物が多くなってきたので、整理をするタイミングなのかもしれません。

袋
卓上ゴミ箱にちょうどいい、小さい紙袋。テーブルに出しておいても違和感がありません
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なかなか捨てられないもののひとつは、お店でもらうきれいな紙袋です。そのまま捨てるのはもったいないから、使い方をあれこれ考えています。テーブルの上に置いて、卓上ゴミ箱にしたり、雑紙をためておく袋にしたりしたら、だいぶ減りました。

お返しや旅館などでもらったりする薄いタオルも、けっこうたまっていました。次男親子と時々行くスーパー銭湯用にちょうどいいのですが、一部は雑巾にして数を減らそうと思います。

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