60代を過ぎると体や気力の衰えが気になるところ。以前は肩こりや夏バテで悩んでいたという60代YouTuberのライフさんは、毎日2回の「ラジオ体操」が基礎体力づくりに役立ったと語ります。そんなライフさんに、健康をキープする体や心のいたわり方を伺いました。

動画作成の前に、毎日行うラジオ体操。“やる気スイッチ”にもなっています
動画作成の前に、毎日行うラジオ体操。“やる気スイッチ”にもなっています

1日2回のラジオ体操で体力を充電

大人になってよさがわかるものはいろいろあるといいますが、私にとってはラジオ体操もそのひとつ。

体力の低下が気になっていたとき、「ラジオ体操を第1から第3までやると、けっこうな運動量になる」とどこかでだれかに聞いたのが、そもそもの始まりです。

実際にやってみると、全身の筋肉や関節がくまなく動いていることがわかります。体もポカポカしてきて、「これは肩こりにもよさそう!」と、一日2回、朝と夜に欠かさず続けて早2年。夏バテをしなくなり、動画作成を始めてから悩んでいた肩こりもほとんど解消。ぷよぷよだったふくらはぎにも筋肉らしきものが出現するなど、じわじわと効果を感じています。

ラジオ体操をする以前は、YouTube動画を見てストレッチをしていたこともあったんです。でも、「脇腹を伸ばして30秒キープ」の、この「30秒」がせっかちな私には待てなかったんですよね。その点、ずっと動き続けているラジオ体操は私の性に合っていたよう。無理なく習慣化することができました。

●無理は利かないお年頃。休息を取ることも大切

加齢による体力の低下や不調は避けてとおれないものだけど、今できることを少しずつでもやっていけば、健康寿命を延ばすことはできるのではないかと思って続けています。

ラジオ体操には、リフレッシュ効果もあるみたい。動画作成に行きづまったときや家事のやる気が出ないときに第1だけでも行うと、体と気持ちがシャキッとして、次の行動にスムーズに移れるんですよ。

気分転換のラジオ体操すらやる気が起きないときは、それはきっと体と心が発するヘルプサイン。無理せず休息を取るのがいちばんです。もう無理は利かないお年頃。適切に休息を取ることの大切さも、実感しています。