健康のために意識している3つのこと

そんな私自身は、昨今体のあちこちが故障し、決してお友達になりたくなかった「クリニックさん」と親密になってきました。種類が増していく投薬を並べて数える自分の指先は、もっとも“いただけない”姿です。ゆるやかにも薬が効くものの、それでも進行する老化をゆるやかに受け入れ、かつて発揮した若い力をわずかでもとり戻していきたいものです。

さて、健康の三大要素は、睡眠、栄養、運動と言われています。私も日々それを忘れないように心がけ、日課として実行することが大事だと思っています。そんな私なりに意識している習慣をご紹介します。

●睡眠

寝室
寝室には、災害に備えて防災グッズも常備
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じつは私は睡眠には自信がありません。その理由は、古い団地は防音設備ができていないため、周囲の部屋の物音がダイレクトに伝わり、棟内にその音が回ります。私には、どこから聞こえるのかキャッチすることができません。なお、同居の家族でもいれば、多少なりともよその音に対して気が紛れるのでしょうが、ひとり者の古住宅は、睡眠にとって最大の難所かもしれません。

睡眠のよしあしは、翌日の体調にも影響します。少しでもよい睡眠がとれるよう、朝の光を15 分は浴びる習慣。ゆったり、ぬるめのバスタイム、就寝前の無食などに精いっぱい気をつけています。

●栄養

食事
ある日の食事です

食事のメニューは、栄養本位で決めています。私はこれをしっかり守っています。時季的におでんが食べたくなったり、冷や麦が食べたくなったりして、季節の到来を胃袋が感じていることに気がつくことはありますが、好き嫌いもなく、昨日も食べたけれど今日もまたどうしてもあれが食べたいという偏りもあまりないので助かります。

また、手の込んだ料理をするために必要な食材を全品買いそろえることができにくい経済状態もあって、簡素ながら、肉や魚からのタンパク質に野菜や卵などのビタミン、海藻類などのミネラル、オメガ3や6の良質脂質に乾物などから食物繊維など、いっぺんに摂れなくても、昨日今日の食べ物を思い出して欠けた栄養素をできるだけ摂取するようにしています。

でも、たまには羽目を外すことも大事ですね。

●運動

散歩

運動は…大の苦手です。手も足も出ません。長年、10キロほどの長歩きを励行してきましたが、最近は2~3キロしか歩けなくなりました。翌日足腰がひどく痛むようになったので、年齢を考えて無理はしないようにしています。

在宅時は、なるべく動き回るようにしています。周辺を片づけたり、こまめに床をふいたり、また外したりかけたりする眼鏡や、よく使うメモ帳やハサミや爪切りやハンドクリームなども、またすぐ使うからといって手近には置かないで、使ったら所定の位置に戻し、使うときに歩いて取りに行くよう心がけています。

夜のくつろぎタイムに、思い出したように軽いストレッチ運動をすることがあります。じっとしている時間が長引いたときや、たまに元気を持て余しているときは、ラジオ体操のようなことで体をほぐしています。

日本人は世界の中でも、座っている時間がとても長い国民だそうです。たとえば江戸時代、ヨーロッパでは立って読書をする机を用いていたのに、日本の武士は畳にべったり。それを思い起こすたび私は椅子を離れ、立ったままテレビを見たりしています。

とにかく、なんといっても姿勢が大事で、よくない姿勢は、脚にも喉にも悪い影響を与えることを知りました。併せて心の姿勢もなんとかしたいものです。

 

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