面白い子供
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 こんにちは、熊本市在住の主婦兼ライター(33歳)です。平成28年熊本地震が起きてから約1か月になろうとしています。仮設住宅の準備も進み、学校も再開し、少しずつですが復興が始まっています。早く「いつもの毎日」に戻れるよう頑張ろうという気持ちと、またいつ大きな揺れがくるかわからない中で、やはりどこか落ち着かず、突然不安がこみあげてくるのも正直な気持ち。本震後、やっとあたたかいお風呂に入れたときのように、心の面で助けられたこと、ほっこり明るい気持ちになれたことを紹介します。

緊張の糸がほどけた。地震による心の負担を軽くしてくれたこと

 

ほっこり1●「会いたい」という言葉

会いたいという言葉

 どんなことであれ、連絡をくれるのは本当にうれしいです。普段、電話よりもメールでのやり取りが多い人もたくさんいると思いますが、私もそのひとり。今回、家族や友人が心配の電話をくれて、声を聞いたとき本当にほっとしました。また、学生時代の友人から電話やメールで連絡が来て、昔を思い出して安心できた、という話もたくさん耳にしました。今度会おうね、早く会いたいね、直球の言葉の強さをしみじみと感じました。

ほっこり2●笑った顔、明るい表情

 地震直後から、東日本大震災の翌日に流れるはずだった、九州新幹線のCMが話題です。鹿児島から博多までの沿線各地で市民が新幹線に声援を送る内容は、その声援が自分に向けられているようにも感じ、心の活力になります。ほかにも、熊本地震で被災した親族のいつもと変わらない姿、神奈川に住んでいる両親の笑顔の写真、地震直前に生まれた友人の赤ちゃんの写真や動画など、自然とこちらも笑顔になり励みになっています。

ほっこり3●ほっこりする画像や動画

 これは、相手の避難状況、送る時期や内容にもよるので一概には言えませんが、私はちょうど気持ちに少し余裕ができた頃、友人グループがほっこりする画像を送ってくれ緊張がほどけました。内容はそれぞれだと思いますが、懐かしい写真や好きなジャンルの動画など、明るくなれるものはダイレクトに心に届きます。写真や動画は自分のケータイに保存すればいつでも見返せるので、日にちが経ってからも私は元気をもらっています。

ほっこり4●地震の前と変わらないテンションに戻ること

救援物資の中にあったメモ
神奈川の兄からの救援物資の中にあったメモ。たった一言だけど、ゆるい感じにほっこり

 東京在住の知人の話では、熊本にいる被災した友人とのやりとりの中で、ちょっとした言い間違いで盛り上がったそう。私も友人グループがたまにおもしろいことを言って笑ったことがあり、意外にも、普段と同じテンションでいられることがうれしいと感じることが判明。

 いつも通りを心がけても、心はかなりナーバスになっているよう。本当にくだらないことでも笑うと心が軽くなって自然と前向きな気持ちになる、とたくさんの知人や家族も言っていました。

GW、こちら熊本では引っ越しや家の片づけをする人が多かったように感じました。街では復興支援セールを行っているところもあり、熊本に住む自分たち自身も復興への力になろうとしているのが伺えました。