2011年、当時68歳だった加藤茶さん(以下カトちゃん)と結婚をした23歳の加藤綾菜さん。当時はものすごいバッシングを受け、多方面から詐欺だ財産目的だと批判を浴びていました。それから気づけばもう10年。現在はSNSなどでラブラブな夫婦生活やご自身の手料理をアップしており、そのほっこりした投稿にも注目が集まっています。
そんな綾菜さんにこの10年の暮らしを振り返ってもらいました。
年の差夫婦の私生活って?カトちゃんの妻・綾菜さんが10年育んできたこと
結婚後は食育インストラクターやダイエットマイスターといった資格を取得し、積極的に学びを深め、カトちゃんへ今も献身的に尽くす綾菜さん。その暮らしについて、綾菜さんに伺いました。
●バッシングは誤解だった?超偏食家だったカトちゃんを5年かけて健康に
――結婚当時、さまざまなバッシングに溢れていたカトちゃんと綾菜さん夫婦。その批判の1つに、「毎日の料理が脂っこすぎてカトちゃんを殺す気だ」という内容がありました。しかし現在は、バランスを踏まえた食事をYouTubeなどにアップしている綾菜さんですが、あの脂っこいメニューから今の健康的な食事にたどり着くまで、どのような変化があったのでしょう。
綾菜さん:あのバッシングはじつは、カトちゃんが当時超偏食家だったことが原因なんです(笑)。カトちゃんは元々、野菜はトマト以外全部ダメ、魚は刺し身や寿司やうなぎもダメで、焼き魚は骨があるから食べたくない…と。好きな食べ物はトンカツ、カレー、ハンバーグなどのガッツリしたものでした。その結果、私はカトちゃんが好きな食事を毎日つくり、カトちゃん本人は喜んでブログにアップするので、「綾菜は飯でカトちゃんを殺す気だ!」って炎上してしまったんです。
――そこから現在のヘルシーな食事には、どういう流れで変わっていったんでしょうか?
綾菜さん:改善を決意したのは、炎上のおかげでもあります。私もさすがに好き嫌い関係なく食べてもらわなくちゃまずいなと思い、あれから料理教室に通い、食育インストラクターやダイエットマイスターの資格を取得しました。カトちゃんは元々むくんで太っていましたが、今のほうがスリムになりましたし、血圧も200くらいだったのが今は130まで下がりました。
――スゴイ成果ですね。でも一般的に、料理がうまくなったとしても、嫌いだった食べ物を好きにさせるのって、なかなかお子さんに対してでも難しいことに思います。どうやってカトちゃんを“再教育”したのでしょうか。
綾菜さん:それこそ、子どもさんの食育と同じです。お魚であれば、最初は魚の味があまり出ない西京焼きやムニエルからつくったり、骨は取ってほぐして食べてもらったりするところからスタートでした。野菜も生野菜がダメだったので、まずはハンバーグやスープに混ぜて食べてもらいました。地道に着実に、5年くらいかけて偏食を克服しました。
――ものすごい忍耐力ですね! 今ではお二人で色んな食事を楽しんでいるそうですが、逆にカトちゃんが手料理を振る舞ってくれるシーンもあるのでしょうか?
綾菜さん:サッポロ一番みそラーメンをときどきつくってくれます! 男性っぽいんですが、なぜかアレンジを加えようとするんです。カトちゃんはラーメンを牛乳で煮込み、最後にコンビーフをのせるんです。私としては、コンビーフは別に…って感じですが、カトちゃん的にはチャーシューのつもりなのかな…どちらにしろ、めったにつくってもらえないのでうれしかったです。