●黄色のミニワンピに巻き髪!当時のバッシングから10年で思うこと

――バッシングから10年。お話を聞いていると、普段の生活からは思いやりと穏やかさを感じます。ご自身も10年たち、当然年齢を重ねて雰囲気なども落ち着かれたように思います。当時を振り返り、どんなことを思うのか、教えてください。

綾菜さん

:あのときこうしておけばよかったって思いは、すごくあります! 当時は23歳でしたから、大学生のノリが消えていないまま結婚して叩かれていましたが、私の中での当たり前と、カトちゃんの妻としての当たり前が全然違うことを、あのとき気づければ違ったと思います。具体的には、やっぱり服装ですね。

すごく印象に残っているのが、当時ゲストで私とラサール石井さんの奥様が年の差妻として呼ばれた番組がありました。
ラサール石井さんの奥様は当時24歳でしたが着物で登場していて、私は黄色のミニワンピースに巻き髪で、頭には花が乗っていました。当時は「24歳で着物なんて、狙いすぎじゃん」くらいに思ったのですが、芸能人の妻としての姿としては、私が不正解でした…。この出演後も、クレームが大量に来たのを覚えています。今は30代になり、服装も普通になりましたし、加藤茶の偉大な存在というのもわかったうえで、振る舞えるようになってきているかなと思います。

加藤綾菜さん横
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――バッシングに潰されることなく、10年かけて今の関係や姿に成長していった綾菜さん。バッシングの数はウン万件にものぼったそうで、普通の人なら心が折れてしまいそうです。当時どんな気持ちで、この大きな嵐を乗り越えたのでしょう。

綾菜さん

:一番は、やっぱりカトちゃんが徹底して私を守ってくれたことです。「今は忍耐だよ」って言われたし、「僕だけは絶対に味方だから」という姿勢を貫いてくれました。私は正直、ピーク時は塞ぎ込んで10キロ程痩せてしまい、カトちゃんの気遣いすらも「なにも分かってない」とイラついたときがあったんです。それでもカトちゃんは優しくて…。あるとき、徹底して守ってくれる彼を見ずに、批判の声にばかり振り回されている自分に気づき、受け取り方を変えなきゃと思いました。そしたらだんだんバッシングも感じなくなり、カトちゃんとの関係にだけ集中できるようになりました。

あとは、家族や親しい私の友人は全員味方だったことも大きいです。当時『嫌いな夫婦ランキング』で、3年連続1位を取ったのですが、落ち込んでいたら父と母には「3年連続でなにかを取るって、スゴイことじゃん!」て励まされました。ポジティブすぎて、「あ、そっか」ってなりましたね。
バッシングがひどいときは、なぜか友人の職場にクレームがいったことがありました。本当にあのときは落ち込みましたが「あやちゃんは悪くないから! ちゃんと警察に通報したから元気だして!」って友人が言ってくれて、徹底して周りが私を守ってくれたんです。本当に感謝ですね。

――パートナーや周りのサポートを受け取りながら、だんだんと変わっていったんですね。

彩菜さん

:こうしたサポートを受け取りながら、2年目くらいから、だんだんバッシングは気にならなくなりました。今カトちゃんのためにがんばろうと強く思えるのも、当時の出来事は大きいと思います。85歳まで舞台に。できれば死ぬまで舞台に立ちたいと言うカトちゃんの夢を、一緒に叶えられたらいいですよね。

◆加藤綾菜さんそのほかのインタビューはこちら◆ ・加藤綾菜さんが語るカトちゃんとの結婚10年。ケンカのこと、子どものこと

カトちゃんの妻・綾菜さんが考える、いつか来る別れとその後

【加藤綾菜さん】

1988年生まれ、広島県出身。O型。’11年に加藤茶さんと結婚し、45歳の年の差婚として話題を集め、今年結婚10年目を迎える。「介護食アドバイザー」「介護職人初任者研修」(旧ヘルパー2級)、「生活習慣病予防アドバイザー資格」など、数々の資格を取得、献身的に夫を支える妻として注目を集めている。『

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