フィギュアスケート・ペアの“りくりゅう”こと三浦璃来さんと木原龍一さんが婚約を発表しました。氷上で世界の頂点に立った2人が、今度は人生のパートナーとして新たな一歩を踏み出す…。そんな報告に、多くのファンが温かな祝福を送っています。日本ペアの新時代を切り開いてきた7年間を振り返る引退記念インタビューで、互いの成長や変化について語っていただきました。
すべての画像を見る(全3枚)メンタル成長のターニングポイントは「すべての積み重ね」
―― 金メダル獲得の裏には、フィジカル、メンタルの成長が大きかったのではないでしょうか。ターニングポイントはありましたか?
三浦璃来さん(以下、三浦)「ここ、というよりも積み重ねだと思うんです。私、結構ギリギリまで泣いていたような気がします(笑)。最後のシーズンのグランプリファイナルくらいから強くなったよね? 今シーズンは泣かなかったと思う。強いてターニングポイントを挙げると、2022年に肩をけがしたことかな。ここからシーズンオフの過ごし方やトレーニングの見直しなど、考え方がすごく変わったと思います」
木原龍一さん(以下、木原)「でもやっぱり、いちばん璃来ちゃんが強くなったのは現役最後のシーズンだよね。追い込み方や考え方も変わりましたし、食事も管理栄養士さんにアドバイスをもらって実践して。そういったことを前はやらなかったんですけど、シーズンオフから意識高くやっていたもんね」
三浦「その前までは大学生だったので時間がなかったんですけど、卒業をしてその分の時間があいたこともあり、私も龍一くんと同じように管理栄養士さんのアドバイスを受けてみることにしたんです」
―― ラストシーズンは本当に三浦さんの精神面の強さに驚きました。なにかきっかけはあったのでしょうか。
三浦「きっかけで言うと、まぁ、たくさんあります(笑)」
木原「まぁ、いろいろありましたね(笑)」
三浦「いろいろあって、言えませんけど(笑)」
―― 言えないことがたくさんあったんですね(笑)。
三浦「ふふ(笑)。ひとつひとつの出来事が、私たちを強くしたと思います」
木原「全部意味がありました。北京五輪後のシーズンから準備してきたことが、すべて活きたと思います。ブルーノコーチが言っていたことが全部、ミラノ五輪につながっていたということをすごく実感しました。ミラノ五輪前のシーズンからヨーロッパの試合を増やしていたこともありましたし、そこでの過ごし方が五輪でのいい過ごし方にもつながりました。失敗から学べたことも多かったので、それが本当に大きかった。ずっと成功をしていたらよくなかったと思うんです。最後のシーズンも、大きな痛い失敗をたくさんしました。ファイナルと全日本で肩を脱臼したり」
三浦「あれ? 私、毎年肩外してる?」
木原「油断した頃にやってくる」

