「残暑で『心』に熱がこもると、ほてりや不眠などの不調が起こりやすくなります」と話すのは、漢方アドバイザー・国際中医薬膳管理師・国際中医美容師で、SNSで発信する養生情報も人気の久保奈穂実さん。そこで今回は、夏から秋への季節の変わり目に取り入れたい、メンタルの不調のセルフケアを4つ教えてもらいます。
すべての画像を見る(全3枚)残暑の養生ポイント…心をいたわる
夏は五臓の「心」と関係の深い季節です。暑さから「心」に熱がこもると、ほてりやのぼせ、動悸、不眠などの不調が起きがちに。
また、「心」は精神や意識を統括する役割があるので、暑さによって傷つくと不安やイライラ、落ち込みなどの原因にも。無理な温活には注意して、ほどよく熱を冷まし、気持ちを穏やかに、楽しく過ごすことが大切です。
心に負担がかかっているタイプの特徴とセルフケア
・理由もなく気分が落ち込む
・漠然とした不安感が続く
・よく眠れず朝すっきりしない
・動悸がすることがある
・なんとなくやる気がでない
ひとつでも当てはまる場合は、以下の養生を心がけて。
●体を冷ます食材をとる
苦味のある食材や生野菜などは熱を冷ます働きがあるので、意識してとりましょう。苦味のある食材でおすすめはグレープフルーツ、ゴーヤー、緑茶など。また、キュウリやトマトなど、夏野菜も積極的に食べて。
●適度な日光浴を
朝起きたら窓をあけ、太陽の光を浴びましょう。適度に日を浴び、汗をかくことは大切な養生ですが、太陽の浴びすぎ、汗のかきすぎは「心」を傷つけるので、ほどほどを心がけて。
●辛いものは控えめに
唐辛子や八角、山椒などの香辛料は、体を強く温める作用が。残暑で「心」に熱がこもっている人が食べると、メンタル不調を起こします。「ショウガ紅茶」も、熱がこもっているときはNG。
●心おきなく笑う
よく笑うことは「心」の働きを高めます。家族や友人と楽しい時間を過ごしたり、おもしろいマンガやドラマを見たりして、気楽に笑いましょう。
暑すぎるとセロトニンは出ない?
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌には日光浴が欠かせませんが、暑すぎると分泌が低下するそう。中医学の「心」と日光の関係は、現代の科学にも通じるものが。


