ひとり暮らしはさびしいだけのものじゃない

庭の水鉢では、かわいいメダカが10匹暮らしています。メダカにエサをあげることだって、やるべきことのひとつです
庭の水鉢では、かわいいメダカが10匹暮らしています。メダカにエサをあげることだって、やるべきことのひとつです
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夫を早くに亡くし、そのときすでに娘たちも自立していたので、私のひとり暮らし歴は約30年になります。今ではこの生活を心から楽しんでいますが、家族がいない暮らしを「さびしい」「つまらない」とネガティブにとらえてしまう人の気持ちもわかります。

私だって、ふと「今、夫が一緒にいたら楽しいだろうな」と思う瞬間がありますから。友達から夫婦で旅行に行った話などを聞くとうらやましくなることもありますが、そんな気持ちは長続きしません。ひとり暮らしには、ひとりならではのよさがあることがよくわかっているからです。

●自由で穏やかに過ごせる

たとえば、時間を自由に使えること。家族がいると、いろいろな場面でお互いに時間を合わせなければなりません。でもひとりなら、日々のスケジュールは自分次第です。

そして、毎日が平和なこと。どんなに仲のよい家族でも、意見が食い違うことがありますよね。あたりまえですが、ひとり暮らしは争いごととは無縁。いつも穏やかな気持ちで過ごすことができます。

●新しい楽しみも見つかる

おまけに、新しい楽しみを発見できる可能性もあります。私の場合は、庭の水鉢で飼っているメダカ。家族がいる頃はなんとなく世話をしていただけでしたが、ひとり暮らしになったことで、メダカの存在意義が大きくなったのかもしれません。

なんだか急にかわいく見えてきて…。今ではちょくちょく水鉢をのぞき、ちゃんと10匹いることを確認。「よしよし」なんて声をかけながらエサをあげることも、小さな喜びになっています。

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