40代以降、代謝が落ちて脂肪がつきやすくなったり、体のあちこちにかゆみを感じたことはありませんか? ここでは、更年期の症状のひとつである「産後太り・肌の乾燥」についてのお悩みをご紹介。そして、産婦人科医の高尾美穂先生が対処法や病院に行くべき目安を教えてくれました。

※ この記事は『高尾美穂のオトナ世代のこころとからだ相談室』(扶桑社刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。

食べ過ぎを気にする女性
体重が増える一方…どうすればよい?(画像イメージ:PIXTA)
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Q:出産ごとに体重増加。産後太りが戻りません

産後に増えた体重が戻らない…

最初の質問は、産後太りについて。

「4年前に長女、1年前に二女を出産し、合計で6kg増えた体重が戻りません。現在、身長152cmで体重61kg。40代になってからますますやせにくくなり、困っています」(43歳)

A:食生活を見直しつつ生活のなかでこまめに体を動かして

妊娠中は体が水分や脂肪をため込もうと働くので、食事に気をつけても体重が増えやすい時期です。また、産後はたいてい赤ちゃんのお世話が最優先。食生活が不規則になったり、十分な睡眠がとれなかったりすることも、産後やせにくい理由になります。ですから妊娠中から出産後しばらくの間は、無理してダイエットなんて考えなくても大丈夫。

ただ、相談者さんはお産から1年以上たっている様子。生理も戻っている頃ですから、そろそろダイエットを考えてもいいでしょう。相談者さんの身長と体重からBMI(肥満度の指数)を計算すると26.4。これは肥満(1度)に当たります。肥満は生活習慣病のベースにもなるので、健康のためにもまずは出産前の体重(55kg)を目指しましょう。

このまま更年期に差しかかると、女性ホルモンのエストロゲンが減ることで筋肉量を維持できず、代謝も落ちて、ますます脂肪がつきやすくなります。ダイエットに本腰を入れるなら、今がチャンスです!

●ダイエットは正しい食生活と運動習慣から

望ましいダイエットの基本は、正しい食習慣と運動習慣を身につけることから。効率よくやせるなら食事内容の見直しが不可欠です。今は子育てが忙しくストレスもたまりやすい時期なので、無理をせず、必要な摂取カロリーを把握し、栄養バランスがとれた食事にすることから始めてみて。小さなお子さんがいるお母さんは、子どもの食べ残しを無意識に口にしがちですが、ご自身の栄養バランスも気にしてみてください。

もし体を動かす時間がつくれるのなら、脂肪燃焼効果が高いウォーキングのような有酸素運動がおすすめです。難しければ、子どもと思いきり遊ぶだけでもかなりのカロリーを消費できるでしょう。今日からでも遅くはありません。ぜひ体を動かしてみてください。