若い頃は生理痛がなかったのに、更年期にさしかかると生理痛が起こることも。慣れていない痛みに耐えられない…! そんな悩みをもっている方は、今回紹介する産婦人科医・高尾美穂先生に聞いた「更年期の生理痛」に関する解説を参考にしてみてください。
※ この記事は『高尾美穂のオトナ世代のこころとからだ相談室』(扶桑社刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。
すべての画像を見る(全3枚)夫が更年期かも?原因は男性ホルモンの急激な減少
女性の更年期障害の理解が広まると同時に、男性の更年期障害についてもメディアで取り上げられるようになりました。それだけにパートナーである夫がイライラしたり、怒りっぽくなったりすると、更年期障害ではないかと心配する人もいます。しかし、現状は男性で更年期障害と診断される人は女性のおおよそ3分の1。つまりそこまで多くはありません。
男性の更年期障害の原因は、ストレスなどによる男性ホルモン(テストステロン)の急激な減少です。イライラや落ち込みなどの精神症状、疲労感、発汗やほてりなどの身体症状、性欲減退などの性機能症状などが見られます。
男性の更年期障害は、女性の更年期と違って生理がなくなるといったわかりやすいサインがなく、発症には個人差があります。なお、女性と同様、几帳面でまじめな人ほど不調が重いといわれています。
●まずは心身を休める時間をつくる
日常的にイライラしたり、怒りっぽくなったりする原因の多くは、ストレスや睡眠不足です。「男性の更年期?」と疑う前に、家族で協力して夫の心身が休まる時間を意識的につくるのも対策のひとつです。
もし、男性の更年期障害を疑うのであれば泌尿器科の受診をおすすめします。ただ、性欲減退などデリケートな問題を含むため、本人が受診をためらうケースも少なくありません。仮に、調子が悪そうな状態が長く続くのであれば、「一度専門家に相談してみては?」と優しく背中を押してみてくださいね。
