Q:40代後半なのに、ここ数年で生理痛がつらくなってきました
すべての画像を見る(全3枚)そして、更年期に起こった生理痛についての質問も届きました。
「更年期のせいかは不明ですが、若い頃は生理痛がなかったのに、ここ数年、生理痛がひどくて薬が手放せません。どんどんひどくなっている気がします。これからどうなるか心配です」(47歳)
A:生理痛がひどくなるのは病気のサイン。早めに病院へ
生理痛の痛みのもととなるのは、子宮をギュッと収縮させるプロスタグランジンという物質です。多く産生されれば痛みを強く感じるようになります。子宮の出口が未成熟な10代の頃は、経血を外に排出するために子宮を強く収縮させる必要があるため、プロスタグランジンの産生量も多く、生理痛を強く感じることは珍しくありません。
しかし、体が成熟すれば生理痛は軽くなることが多く、さらに40歳を過ぎると女性ホルモンの減少から、経血の本体である子宮内膜が薄くなるため、生理痛は軽くなるのが一般的です。それにもかかわらず年齢を追うごとに生理が重くなるようであれば、それは生理痛を重くする病気。
考えられる主な疾患として、子宮内膜に似た組織が子宮以外にできる「子宮内膜症」、子宮の筋層内に良性のこぶができる「子宮筋腫」、子宮の筋層内に子宮内膜に似た組織ができる「子宮腺筋症」があります。これらの病気は女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けるため、少しずつ悪化している可能性があります。
●更年期に起こりやすい「子宮腺筋症」に注意!
なかでも子宮腺筋症は、オトナ世代に多く見られ、更年期以降進行しやすいとされています。相談者さんの年齢を考えると、飲み薬のホルモン治療や、黄体ホルモンを少しずつ放出する「ミレーナ」という器具を子宮内に装着して症状を抑える治療法、あるいは子宮を摘出する選択肢もあります。
痛みはQOL(生活の質)を大きく低下させます。我慢しないで病院で相談してみましょう。様子を見るだけでなく、前向きな選択をおすすめします。
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