「ひとり暮らしは気ままで自由!」そう思って始めたものの、ふとした瞬間に孤独を感じたり、人とのつながりに寂しさを覚えたりすることも。60代でひとり暮らしを始めた、著述家の中道あんさんもそのひとり。今回、中道さんが「やってよかった」と感じている、人づき合いの習慣について教えてもらいました。

60代女性
60代、人づき合いが楽しくなる「小さな習慣」※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)
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ひとり暮らしを始めて気づいた「自分の変化」

私が自分の変化に気づいたのは、ちょっとした出来事がきっかけでした。

それは、住宅街の細い三叉路でのこと。大型トレーラーが、電柱と壁に挟まれた狭い角を右折しようとしていました。道幅はギリギリで、見ているこちらも思わず息をのむような状況。ハラハラしながら見守っていると、運転手さんは見事なハンドルさばきで、するりと曲がりきりました。

その瞬間、私は思わず「うまい! すごい!」と大絶賛しながら拍手していました。すると、運転席の窓から右手がひょいと上がり、照れた顔でにこやかに「ありがとう」と返してくれました。

トレーラーはそのまま走り去っていきましたが、なんだか私の心が、ぽっと温かくなったのを覚えています。