冬になるとダイエットがうまくいかないし、じわじわ体重が増えていく…そう感じる人も多いですよね。そこで今回は、ダイエットカウンセラー・食生活アドバイザー、そして体質別ダイエット診断士をもつおにゃさんに、冬におすすめしたい「食べて満足できる食べやせスープ」を楽しむコツを伺いました。また、忙しい日にも取り入れられる「豚肉と大根とネギのシンプル豚汁」のつくり方も合わせて紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)食べすぎを防ぐには「スープ」がおすすめ!
外が寒いと動くのがおっくうになって、家にいる時間が増え、つい手軽なものに手が伸びやすくなります。
パンやお菓子、温かい麺類などはすぐ満たされるけれど、ちゃんと食べてないと、その結果、またすぐなにかをつまみたくなる。この「なんとなく食べる」が重なっていくと、体が重く感じることも。
そんな冬にこそ、毎日の食卓に取り入れたいのがスープです。スープは温かくてほっとしますし、簡単でつくりやすいので続けやすい。そしてなにより、ポイントを押さえれば無理に我慢しなくても、自然と食べすぎを防げるのが魅力です。秋になったらわが家の食卓は毎日スープが登場しますよ。
ここでは「食べて満足できる食べやせスープ」のコツを、シンプルに3つに絞ってお伝えしますね。
1:まずは、体を温めてから食べる
食事の最初に、温かいスープをひと口。それだけで体がほっと温まります。
体が冷えたまま食べ始めると、気持ちが落ち着かず「もっと食べたい」と感じやすいことがあります。反対に、先に温かいものが入ると、満足感が出やすいんです。「ちゃんと食べた」という感覚が食事中にしっかり感じられるようになります。
使う食材は特別でなくて大丈夫。みそ、大根、ニンジン、ネギ、キノコ、豚肉など、冬に自然と使いやすいもので十分です。旬の食材を使うだけで、食べ終えたあとに疲れにくいですし、満足度も高いです。
2:スープ1品で満足するためには「具をしっかり」入れる
「スープって軽いから、結局あとでお菓子を食べちゃう…」そう感じること、ありませんか? それは具材が少ないからです。
満足感が出るスープは、飲み物ではなく「食べるスープ」。器に盛ったとき、具材がしっかり見えている状態が目安です。 おわんに盛った時に、具材がスープよりも多いくらいの方がよいです。
さらに、迷わないためのコツは主役をひとつだけ決めること。
豚肉、鶏肉、豆腐、卵。この中から、その日どれかひとつ。主役が決まれば味がぼやけず、しっかり「食べた感」が残ります。 その結果、食後にお菓子をつまみたくなる回数が自然に減っていきますよ。
3:野菜は種類を増やすと、自然にかめる
「野菜をたっぷり」と聞くと、つい量を増やそうとしがちですが、ここで大事なのは種類です。
たとえば、
・大根 × 長ネギ
・白菜 × ニンジン
・ゴボウ × マイタケ
こんなふうに2種類以上を組み合わせると、食感に変化が出ます。食感が変わると、自然とかむ回数が増えて満足感も上がります。 結果、食後に「まだ欲しい」が起こりにくくなると感じています。
「野菜は2種類入れる」これだけ決めておくと、買い物も迷わず調理もシンプル。帰宅後や忙しい日でも続けられます。
冬のダイエットは、「無理してがんばる」より自然と満足できる食べ方に変えることが大事。まずは、食事の最初に温かいスープをひとくち飲んでみてください。それだけで、無理なく適量で満足できるようになります。
