片付けはしたいけれど時間がない…そう悩む人も多いのではないでしょうか。整理収納アドバイザーとして数多くの家庭の片付けをサポートしてきたおまいさんは、「時間がないのではなく予定を入れすぎているだけかもしれません」と話します。ここでは、おまいさん流の「片付ける時間をつくるための予定の見直し方」について、レポートしてくれました。
すべての画像を見る(全5枚)「予定をつめすぎている」のかも?
私が片付けをサポートしてきて思ったのは、片付けられない人って予定がぎゅうぎゅうなんです。
でもそれは、遊びやイベントが多いからというより、「断れない」「悪く思われたくない」という気持ちから、流されて引き受けている予定が多いように感じました。
たとえば、子どもに付き合って長時間の公園遊びをしたり、週末はショッピングモールへ出かけたり。ママ友に誘われたイベントや、義理のご両親とのお出かけ、幼稚園の役や同僚からの頼まれごとも、「断るのも悪いし…」「みんながんばってるし…」と、つい全部予定に入れてしまう。
一見、どれも「よいこと」に見えますが、その結果、自分をすり減らして余裕がなくなる。そして、片付いていない部屋でイライラして、家族に不機嫌をまき散らす…なんて、本末転倒ですよね。
時間も体力も有限です。そして片付けって、時間も体力も集中力もいる「労力のかかる作業」。予定をつめ込みすぎていたら、労力を割く余白なんて残らなくて当然です。
予定の棚卸しで「片付けのための余白」をつくる
これからの予定や日々の行動を書き出して、「これは本当にしたい?」「今しないと本当に困る?」と1つずつ見直してみてください。そうすると、想像以上に「建前」や「義理」で引き受けていた予定が多いことに気がつくはずです。
「子どもが喜ぶから」「誘われたから」「せっかくの機会だから」「断ったら悪いかも」…。
そうやって増えた予定を減らすだけで、時間と気持ちにもゆとりが生まれ、片付けという作業をプラスできる「余白」が自然と生まれてくると思います。


