「トイレ用」「お風呂用」など、洗剤だらけでどれを使えばいいか迷子になっているのなら、発想の転換を。「掃除が苦手な人ほど、洗剤を減らすことで劇的にラクになるんです」と話すのは、「汚部屋さん大歓迎」のハウスキーパーとして活動するクリンネスト1級のななだよさん。ここでは、洗剤選びの迷いをなくし、気づいたときにサッと掃除できる仕組みづくりについて解説します。

ななだよさん洗剤
掃除をラクにするのに大切なこととは?
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掃除が苦手な人ほど、洗剤が多いと余計に迷う…

「トイレ用」「お風呂用」「キッチン用」「鏡用」「床用」…と、気づけば洗剤だらけ。私もハウスキーパーになる前はどれを使えばいいかわからず、使いきれないまま放置してしまうことがよくありました。そんな“洗剤ジプシー”状態になっている人、多いのではないでしょうか?

フローリングワイパー

掃除をラクにするために大事なのは、洗剤をたくさんもつことではなく「迷わず動ける仕組み」をつくることなんです。場所ごとに「これさえあれば大丈夫」という洗剤セットを決めておくと、毎回考えなくても手が動くようになります。

・トイレ:スプレー洗剤
・お風呂:お風呂用洗剤
・キッチン:食器用洗剤+アルコールスプレー
・床:フローリング用ウェットシート

上記くらいで十分です。どこでもすぐ掃除できる環境ができると、「やる気が出たときにまとめてやる」ではなく「気づいたときにサッとやる」に自然とシフトできます。

プチ掃除を習慣づけてキレイをキープ

浴室そうじ

「掃除しなきゃ」と、気合いを入れてやるスタイルは続かないもの。

たとえば「トイレ掃除用スプレーを目につく場所に置いておく」「お風呂上がりに浴槽掃除をする」「食後にテーブルをアルコールスプレーでふく」など、ついでに掃除する流れができれば、家がキレイな状態をキープしやすくなります。

また、何回か掃除をしているうちに時間配分もわかってくるので「出かけるまで5分あるからトイレ掃除だけしよう」など、プチ掃除の習慣がつくようになります。