60代になると、片付け以上に大切なのは“体力との付き合い方”だと感じるようになりました。そう語るのは、YouTube「60歳からの幸せライフ」で発信しているライフさんです。家を軽くするための小さな工夫5選をライフさんから聞いてみました。

ライフさん
シニア世代の片付けは体力と相談しながら
すべての画像を見る(全7枚)

体力が落ちても続けられる“減らす片付け”

60代になってから、片付けの「やり方」を見直すようになりました。若いころのように一気に動けなくなり、同じことをしてもすぐに疲れてしまう。そんな自分を責めず、体力に合わせて“ものを減らしながら軽く暮らす”方向にきり替えていくと、片付けがぐんとラクになりました。

今は「もつ量を少なくする」ことが、暮らし全体を助けてくれると実感しています。私が実際に続けている「無理をしない減らす片付け」をご紹介します。

1:掃除は減らす。“ロボット掃除機に任せる”という選択

ロボット掃除機

掃除に使う体力を残したくて、ロボット掃除機を頼るようになりました。

自分が動かなくても床がきれいになり、掃除のハードルが一気に下がります。「今日は疲れたからお任せ」と思えるだけで気持ちも軽くなります。道具に頼ることは、ものを減らす以上に“負担を減らす”効果がありました。

2:一気に完璧にしない。片付ける場所はあえて残して別の日に

整理収納

以前は、1か所を一気に片付けないと気がすみませんでした。でも今は「今日はここまで」と残して終わることを自分に許すようにしました。

中途半端に見えても、疲れきるよりずっと続けやすい。翌日また少し減らせば、それで十分。完璧にこだわらないほうが、気力が続き、自然とものは減っていきました。

3:疲れたらやめる。“途中終了”を習慣にする

ゴム手袋

片付けの途中で疲れを感じたら、そこでやめるようにしています。無理をして続きをやってしまうと翌日に響き、結局続かなくなります。

「今日はここまで」と区切ることで、自分の体力を守れるように。やめる勇気も、ものを減らす片付けを続けるための大事な力だと思っています。