20年間、ものであふれた汚部屋で暮らしてきた片付け収納スペシャリストのおさくさん。第二子の出産をきっかけに「このままではいけない」と一念発起し、本気の捨て活を開始。最初に手をつけたのは、意外にもキッチンだったそうです。今回はおさくさんの経験から、キッチンを片付けるメリットや、捨てるときのポイントについて詳しく伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)20年汚部屋だった私が、最初にキッチンを片付けたわけ
20年以上ものにあふれた部屋で暮らしてきて、家じゅうどこを見てもものが多く、どこから手をつければいいかわからない。そんな状態のとき、「まずは毎日使う場所から整えよう」と決めました。
キッチンは一日に何度も立つ場所ですよね。だからここを片付けると「料理しやすくなった」「片付けが早くなった」と、すぐに効果を実感できます。
キッチンの片付けをきっかけに、最初に小さな成功体験を得られたことが、片付けるモチベーションに繋がっていきました。
「即捨てリスト」でキッチンがスッキリ片付く
じつはキッチンには「迷わず捨てられるもの」が意外と多く眠っているんです。捨てるときのポイントは“今すぐ判断できる基準”をもつこと。
捨てる・残すを決める基準を先につくり、「捨てリスト」として書き出しておくと、迷いが減って一気に片付けが進みます。
たとえば、
・賞味期限がきれているもの:安全に食べられないものは即アウト
・フタが合わない保存容器:使うたびにストレスなら手放す
・ノベルティのマグカップ:気に入っていないものや、使っていないものは手放しのサイン
・出番の少ない調理グッズ:月に1回以下の出番ならなくても困らない
・切れ味が戻らない包丁やピーラー:使いづらいものは寿命がきたと考える
これらのものを一気に捨てたことで、キッチンの引き出しや棚にあきができました。
「使っていない」「管理できない」「気分が上がらない」の3つのどれかに当てはまったら手放しどき。判断に迷わないことが、捨て活のハードルを下げてくれました。
最初に片付けたときのスッキリ感は今でも忘れられません。

