夏の紫外線ダメージが表面化する秋・冬。気づけば肌がカサついて、髪はパサついていませんか? メイクのノリがイマイチという方もいるでしょう。そこで今回は皮膚科医専門医の土屋佳奈先生と、ヘアメイクアップアーティスト広瀬あつこさんから、40代からの大人世代におすすめしたい「秋冬の乾燥ケア」について教えてもらいました。

笑顔の女性
肌もヘアも乾燥知らずでキレイをキープ!
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秋冬の肌悩みの要因は、乾燥にあり!

夏のダメージが表面化してくる秋。肌や髪がイマイチな理由の裏には乾燥がありました。

夏のダメージを受けて肌はバリア機能が低下

外部刺激によるダメージと水分の蒸発を示した肌の断面図

紫外線や乾燥から肌を守る「盾」となるのがバリア機能。

「立て直さないと、水分が逃げて乾燥する…というループに」(土屋先生)

●くすみ・ゴワつき

困った顔で手鏡を持つ女性

乾燥でターンオーバーが乱れると角質が過剰に増えて厚くなり、肌のくすみ&ゴワつきに。

●シミ

バリア機能の低下から肌は紫外線の影響を受けやすくなり、シミのもと・メラニンが増加。

●パサつき

髪表面のキューティクルが紫外線ダメージを受けると、内部の水分が失われパサつくように。

●かゆみ

バリア機能の低下により、肌がデリケートに。ほんの少しの刺激でかゆみが出ることも。

●小ジワ

乾燥の影響で小ジワが増加。とくに皮脂が少なく、皮膚が薄い目元は目立つゾーン。

ファンデやアイカラーがシワにたまってしまう…

BBクリームやアイクリームでシワへの入り込みを防いで

保湿成分配合のBBクリームがおすすめ。

「うるおうことでシワ落ちを防止。また下地不要で塗り重ねなくていいため、その分崩れにくく、シワにたまりにくいです」(広瀬さん)

●ベースメイクはBBクリームをブラシで塗布

メイクブラシでファンデーションを広げる女性

「BBクリームを伸ばすときは、手ではなく平筆を使うと、ムラにならず均一でキレイに仕上がります」(広瀬さん)

ロージーローザ マルチユースブラシ〈ベース〉

ホームベース形で均一に塗布。

・ロージーローザ マルチユースブラシ〈ベース〉 ¥1100(ロージーローザ)

●アイメイクはベースを仕込む

閉じたまぶたの上を指先で押さえる女性

「アイシャドウベースをまぶたに塗るとシワにたまりにくく、発色も鮮やかに。オイルベースのものは密着力が高く冬におすすめ」(広瀬さん)

ミネラルアイバーム シルキー ミルクベージュ

下地にもなるアイカラー。

・ミネラルアイバーム シルキー ミルクベージュ ¥2750(エトヴォス)