「衣替えをラクにするためには、服をもちすぎないことがおすすめ」と話すのは、カナダ在住でもたない暮らしの発信をしているブロガーの筆子さん(60代)。季節の変わり目に当たり前のように衣替えをしているかもしれませんが、服の数を減らせば、その必要はなくなります。さらに、50代からは体力や気力もなくなってくるので、減らせる負担は減らしましょう! ここでは、筆子さんが「手もちの服が少なくなる考え方」を4つ教えてくれました。
すべての画像を見る(全2枚)1:着る服だけをもつ
ほとんど着ない服は手放して、本当に着る服だけを残したいものです。衣替えをするときは、今年着なかった服だけでなく、たとえ着ることがあったとしても、「来年からはもうなくてもいいな」と思う服を手放しています。
50代をすぎると、好みが定まってくるので、似たような服がクローゼットに並んでいると思います。今年はもう一歩進んで、ワードローブを絞り込んでみませんか?
おすすめは、「自分の定番を考える」ことです。
私は在宅で仕事をしているので、上はコットンのTシャツ、下はレギンスをベースにしています。寒くなれば、この上にカーディガンやパーカー、アウターを重ねるだけ。
通勤する人も、通勤用の服や、プライベート用の服の定番をつくってみるといいでしょう。どのみち、もっている服を満遍なく着ることはありませんよね。いつも着るのは、着やすいお気に入りの服だけではありませんか? そういう服だけ、残してみるとラクになります。
2:コーディネートに凝らない
着ない服が増えてしまうのは、「毎日コーディネートを変化させなければ」と思っているからかもしれません。この思い込みを捨ててみましょう。
メディアには、手もちの服の組み合わせを工夫して、コーディネートにバリエーションをつけるアイデアがよくのっています。でも、その必要があるかどうかは、その人の価値観や生活の仕方で違います。
私はコーディネートに変化をつけない派です。似たような服を着ていると、その日着る服に迷いませんし、今着ている服がだめになったタイミングで買い替えればいいので、買い物に神経を使うこともありません。
「同じ服を着ていると人になにか言われるかも」と思うかもしれませんが、人は他人の服装をそこまで気にしていません。
お気に入りの服を繰り返し着ることは、自分のスタイルを確立すること。スティーブ・ジョブズのように、いつも同じ服を着ていることが、その人の美意識の表れやブランドとなることだってあります。