3:季節をまたいで着られる服を残す

鏡を見る女性
※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)
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季節を問わず、通年で着られる服、着る機会が多い服を残します。

最近は、昔のように四季がしっかり分かれていません。暑い日が長く続いて、春や秋が短い年も増えていますよね。そんな気候のなかで、「夏服」「冬服」「合服」と厳密に分けて入れ替えるのは、現実的ではないと思っています。

先ほど私がいつも着ている服を紹介しましたが、寒くなったらこのベースに、服を重ねるだけで、下の服は通年で変わりません。

気温に合わせて脱ぎ着できる服を持つと、衣替えの作業そのものを減らせます。「秋物」「春物」と細かく分類せず、1年中使える服を選びましょう。素材や色、デザインをベーシックなものにしておけば、季節が変わっても違和感なく着られるはずです。

「いつも同じで飽きるかも」と思うなら、アクセサリーや小物で変化をつけてみてください。

4:管理しやすい量にする

流行やTPOに合わせてあれこれ服を取りそろえるのではなく、「自分が管理しやすいかどうか」を優先して、服を持ちましょう。

どれだけの服を管理できるかは、人によって違いますが、私の感覚では、1カテゴリーにつき5〜10点です。たとえば、トップス5〜10枚、ボトムス3〜5枚、アウター2〜3枚ぐらいだと、管理はそこまで大変ではありません。

全体の数は80点前後でしょうか? ずいぶん少ないと思うかもしれませんが、自分が実際どれだけの服を着ているか考えてみると、想像以上に着ていないことに気づくものです。80点ぐらいなら、収納場所も、衣替えもいらないし、自分がなにを持っているか把握できるはずです。

けれど、厳密な数にはこだわらず、「ちゃんと自分が管理できること」を重要視して、服を整理してみてください。

持っていることを忘れたり、しまい込んだりしている服は管理できているとは言えませんよね。

衣替えのいらない暮らしへ

50代からの衣替えは、たくさんある服をがんばって入れ替えるより、今ある服を減らしていくことを意識しましょう。

自分が管理できる量にすれば、衣替えだけでなく、日々の服選びや管理もラクになります。

お気に入りの服を繰り返し着て、季節に合わせて少し工夫するだけで、十分に心地よく過ごせるのではないでしょうか?

衣替えが必要ないくらいシンプルなクローゼットを目指して、服を見直してみてください。