「家事や育児に手一杯で毎日余裕がない!」という方は多いですよね。今回は、“自分ファースト”な時間を増やすため、家事や収納をもっとラクにするコツをご紹介します。整理収納コンサルタントの本多さおりさん(40歳)と精神科医師の福永伴子先生に教えてもらった、日々を楽しく快適にする暮らしのヒント、ぜひ参考にしてみてくださいね。

キッチンで料理をつぎ分ける女性
自分時間を確保するための家事や収納の工夫を紹介
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本多さおりさんが「自分ファーストな時間」のためにやったこと

小学生の息子2人の子育てをしながら、整理収納コンサルタントとして活躍し、充実した毎日を過ごす本多さおりさん。

「無理して自分だけがんばっても、疲れて機嫌が悪くなり、自分も家族も幸せになれないと実感しています。だから、まずは自分優先。とりためたテレビ番組を観たり、友達と会ったり、体を動かす時間をつくるなど、日々のささやかな楽しみを大切にしています」(本多さん、以下同)

そんな、本多さんが生活を「ラクに楽しく」するために行っていることをご紹介します!

●実践したこと1:苦手な家事を楽しく工夫する

ポータブルテレビを見る女性

料理が苦手という本多さん。好きなテレビ番組を観たり音楽を聴きながら、少しでも楽しく。

「ポータブルテレビをキッチンにかけられるようにしています」

骨電動イヤホンを付ける女性

骨伝導イヤホンは、耳をふさがないので音楽を聴きながら周囲の音や家族の声もしっかりキャッチ。

苔玉タイプの観葉植物

家に置くグリーンも、手入れの簡単なものに。

「苔玉タイプのものは、表面が乾いたら水につければOK」

●実践したこと2:収納の見直しは家事の見直し

キッチンの棚を開ける女性

日々の家事の動線に、ちょっとした不便を感じたときは、収納の見直しどき。

「以前は使いやすかった収納場所が、時を経て使いにくく感じることも。最近だと、分散して収納していた防災用の水を玄関近くにまとめて、しまう手間も在庫管理もラクにしました」

棚に箱をしまう女性

防災用の水があった場所には思い出ボックスを。

「しまい込まず、あえてリビングの棚の下に置いたら、よく見返すようになりました」

忙しいと思っていても、自分の時間はつくれます

精神科医の福永先生によると、「自分だけの時間」を意識的につくることが、心の余裕につながってくるのだそう。

「まずはだれにもじゃまされない“秘密の時間”をつくってみましょう。忙しい人も、家族に内緒で有休をとる、スマホをダラダラ見るのをやめる…などの工夫で時間は捻出できるもの。自分だけの時間が心に余裕をもたらしてくれるはず」(福永先生)