物価高騰が続くなか、家計への悩みは尽きません…。今回はよくある家計の疑問に、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんがQ&A形式でアドバイス。「今できること」と、「老後のためにできること」の2パターンに分けて紹介します。

テレビを見る女性とカレンダーのイラスト
今の家計と老後のためにできることとは?
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Q.【今できること】固定費で見落としがちな費目はなんですか

A.なんとなく継続しているサブスクは「必要なときだけ」。

観たいドラマがあって契約した動画配信サービスを、ドラマ終了後もなんとなく継続するなど、サブスクは1回契約すると放置されがち。利用するときだけ契約して、使わなくなったら解約しましょう。

Q.【今できること】節約がうまくいきません…!

食費や被服費に謝る女性のイラスト

A.1つの費目を削るのではなく、各費目から細かく調整して。

1つの費目をガツンと減らすのは難しいので、食費を2000円、外食費を2000円、日用雑貨費を1000円…と各費目を少しずつ減額していきましょう。ちりも積もればで、思った以上に節約効果を発揮しますよ。

Q.【今できること】月の貯蓄分を全部NISAに回した方がいい?

A.投資を始めるなら先に年収の半分の貯金を確保。

これから投資を始める人は、まずは年収の半分と、近いうちにかかることがわかっている費用を現金・または貯金で確保しましょう。投資だけだと、値下がり局面でお金が必要になった場合、苦しくなります。

現預金と投資のバランス表

貯蓄に回せるお金が3万円の場合、初めは投資に1万円、現預金に2万円に。慣れてきたら、1万5000円ずつにするといいですよ。